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FINAL FANTASY XIII Orignal Soundtrack

昨日発売されましたFFXIIIのサントラですが、かなりいいですねえ。
正直XIIをやったときにはストーリーにも音楽にもがっかりしたものです。だから今回サントラを買うのはやめようと思っていました。
しかしゲーム中盤にさしかかるころには、「これは買うしかない!」と思って即刻予約しましたよ。今回は音楽がとてもいいですね。
FFXの「素敵だね」のように中盤とエンディングで流れるときで意味合いが異なるようなとんでもない仕組みはありませんし、二週目以降で(ラストがわかっているから)その時々の細かい仕草や音楽に心揺さぶられるようなことは今回はないですが、今作のXIIIも十分その時々のシーンに合った音楽が流れてきます。
今も聴きながらこの記事を書いていますが、もう一周やりたくなってきますね(でも、強くてニューゲーム、とか、アイテム引継ぎ、とかが欲しかった……)。
ちなみに私個人としては「ヴァニラのテーマ」がお薦めかも?(まだそんなに何度も聴いたわけではないのでこれから好みが変わるかもしれませんが) ちなみに私のPS3の背景テーマもヴァニラです(本当はずっとセラにしようと思っていたのですが、いざテーマを取得して設定してみるとあんまりかわいくなかったorz)

なお、やっぱりゲームをやってからサントラは聴いてほしいところです。音楽単体でももちろんいい曲ですですが、こういう映像と一緒に流れることを想定して作られた音というのはそのときのシーンと合わさってこそ本来の力を発揮すると思いますので。だから一度そのイベントを見てから、その場面を思い出しながら聴くのがいいのかと。

以下Amazonさんへのリンクです。ゲーム本体も一緒に入れておきますね。
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さてはてこの1月は記事をupしすぎた気がします。平均すると二日に一つの投稿をしている計算に……。
少し抑えたい感じです(というか抑えないと他の生活に支障が……)。
まあとりあえずは今月中の記事の投稿はこれでおしまいということで。二月になったらまた再開しますね。
by zattoukoneko | 2010-01-28 15:28 | ゲーム | Comments(1)

有名私立の内部事情

日付が変わりましたので忘れないうちに次の記事をup。


さて、模試の結果を見てみましたでしょうか? 灘や開成といった上位校の名前はトップ100に載っていなかったと思います。(まれに一人、二人名前が載っていたりしますが、これはこれらの学校の落ちこぼれだそうです。名前を出したくて受験するみたいですね)
これの理由としては(どうやら関西には全国・関東模試とは別のものがあるからというのもあるらしい?のですが)、「模試なんて受ける時間があるなら自分の勉強に回した方がいい」という考えがあるようです。彼らにとっては模試で満点近くを取るのは当たり前のことなので。

今回紹介します開成や灘に関しては、私の友人らや各種学校・予備校の先生方から入手した情報をもとにしています。また開成については私の教わった大学の先生が開成出身、かつ一時期開成の先生をしていたという経歴を持っていましたので、その人から色々とお話をお聞きしました。それなりに信頼のおけるソースかと思われます。


まずは開成からいってみたいと思います。
開成は先に述べたように模試を受けてこないわけですが、これには「自分の勉強の方が」という以外にも理由があります。それは開成には独自の実力テスト(正式名称は忘れました)があるからです。
このテストのレベルは東大入試試験レベルと同等。つまりこのテストでいい成績を取っていれば東大合格がほぼ確定というわけです。
こんな優秀なテストがあるものですから、別に多額のお金を払って予備校の模試を受ける必要性を感じないというわけです。
また試験繋がりでいいますと、開成のテストは先生方がオリジナルでつくるそうです。先に述べた開成の先生をやっていた方の体験談ですが、その人はあるとき時間がなくて参考書から問題を抜粋して試験をつくったことがあるそうです。その結果、生徒の成績は9割以上が100点。数人が一問ミスくらいという結果になったそうです。これは開成の学生らが優秀だったということももちろんありますが、もちろんそれだけではほとんどの生徒が満点をとるわけがないです。理由は簡明で、本屋で手に入るような参考書は「全部」目を通していて当たり前なのだそうです。開成に受かってくるレベルの人たちは一読すればその本の内容を丸暗記できるような人たちなので、先生がうっかり参考書から問題を抜粋してくれば、それはもう知っている問題ということです。ですので9割以上が満点という事態になったようです(だからこそ先生方はオリジナルの試験をつくるように言われているのですが)。


次に灘についてです。
ちなみにみなさんは勉強時間はどのくらいでしょうか? 一日3~4時間やっていると優秀な方に入れられるのが大抵の高校です。ですが本当はそれではとても足りないのです。
実はやるべき勉強時間には(文科省による)決まりがあります。(高校では気にしないと思いますが)単位を取得する場合、まず必要な時間だけの授業を受ける必要があります。それに加えて、授業の時間の二倍の自学習をしなければならない、とされています。つまり一コマ60分の授業を受けていれば、それに対して自学習で120分の勉強をしなければならないということです。(なお実験などはちょっと異なりますが、今回は触れません)
しかし一日六時限あるとしましょう。すると60分×6コマで、6時間の授業があるということになります。すると自学習は12時間。土日が休みだとしてもこれだけの勉強時間をこなすのは無理ってな話です。
そこで(まだ昭和のころの話ですが)先生方が集まり、これに関して検討を行ったことがあります。その結果、一日5時間の勉強時間があれば授業の内容をマスターできるのではないかとされました(現在ではさらに短くなって3時間という先生も出てきたようですが)。ですので上で述べた、一日平均5時間、という勉強時間の基準はここからきているわけです。
しかしこの文科省の決まりは昔の人たちは当たり前のようにこなしていました。今受験生の人たちから見れば祖父母の代ということになるのでしょうか? 実際この年代の人たちの学力はとんでもないです(そもそも現在の教科書と昔の教科書を比べてみるとそのレベルが違いますが)。次のは私の高校の先生が三者面談で経験した話。
 父親「いやー、やはりこの歳になると受験問題は解けなくなるものですね。去年のセンター試験をやってみましたが、700点しか取れませんでしたよ」
とおっしゃっていたそうです。ちなみにこの人は東北大出身。先生は慌てて「昔の東北大と今の東北大とではレベルが違いますよ」とフォローしたそうですが(生徒がセンター600に届かなかったですからね)。
さてこの一日の平均勉強時間が12時間というのは、昔の人たちにとっては当たり前でしたが、今の中高生には難しい話です。ですが灘だけはこれを遵守している高校です。
灘高生の平均勉強時間は13時間(ちなみに1年生)とも言われています。当然ですが授業や予備校での勉強時間は抜かします。また彼らの多くは部活動もやっています(灘は部活の業績も優秀なんですよね)。
もちろん平日に12~3時間の勉強時間は(物理的に)とれるわけないのですが、その分は休日に埋めます。日曜なんかの勉強時間は20時間を超える人も沢山いるそうです。
また灘(だけではなく関西有名高校)の生徒の多くは数学オリンピックの経験者でもあります。関西の有名高の生徒は東大なんか狙いません。彼らの目標は京大です。ですから東大と京大の数学の試験を見比べてみるとわかりますが、京大の方が圧倒的に難しいです。ですが合格者の得点率は京大の方が高いです(東大は6問中3完すれば受かると言われますが、京大では8割以上が目標です)。
なお関東と関西で大雑把に分けてみると、関西の学生の方が圧倒的に優秀です。灘やラ・サール出身の人と話したことがありますが、正直化け物ですね。何故だかはわかりませんが、関西には天才肌の人たちが多くいるようです。
ちなみに上のような関東。関西のレベルの差があってか、関西地区の人たちは東大なんかは受けてこないです(関東地区の人たちにはありがたいことです)。彼らは東大よりも京大を目指します。(ただし慶応や早稲田を受けにくる生徒さんは結構いるみたいですが)
ただ灘だけは異なっており、成績優秀者は東大理Ⅲを受験することが(ほぼ)義務付けられるそうです。そのため理Ⅲにおける灘出身の人の占める割合が高いわけですね。(ただ義務で受けているために、医者を希望していないのに理Ⅲに入ってしまったと悔やんでいる方がかなりいるようですが)


上では東西の雄として開成と灘をご紹介しました。しかし他にも関東には桜蔭があったり、関西にはラ・サールがあったりします。今回は触れませんでしたが、事情はあまり変わらないようです。
なお東大合格「率」(数ではない)だけでみると筑波大付属駒場が全国で一番高いですし、受験の難易度も開成より上ですが(というか一次試験がくじ引きというのが恐ろしいですが)、開成と筑駒のトップを比べてみると開成出身の人の方が頭がいい感じがしました。確かに筑駒出身の人は知識量は半端ないですが、思考力という面では開成の方が高いみたいです。実際筑駒出身で東大に入った方はその後伸び悩んでいる感があります(もちろん人によりますよ)。そのためか、いくら合格率が高かろうと、関東の雄はあくまでも開成で、筑駒とは言われないみたいです。


最後にオマケ(と言っては失礼ですが)として慶応中・高について。
慶応は非常にエリート意識の強い学校です(この辺は東大・慶応・早稲田と学生の特色を比べてみると面白いのですが)。そして大学では学部によって階級が存在します。
一番上の学部は法学・医学です。一番下は船舶だったかな? 慶応の生徒さんに聞くと上位学部からの差別意識は相当強いみたいです(当然人によります)。
これには理由があります。慶応は中学・高校から大学へとストレートで入れるわけですが、当たり前のように自分の希望が優先されるわけではありません。(ちょっと正確なことは忘れましたが)高校の最後の方に試験があります。それとそれまでの成績を総合して、進学できる学部というのが振り分けられます。
当然優秀者は法学部や医学部に進学するわけですが、残念ながら慶応中なんかに受かってきた生徒は勉強しなくなります(私も個別指導で担当したことがありますが、相当ひどいものです)。彼らはもう受験する必要がなく、慶応に入れるのは確定ですから、勉強なんてする気にならないようです。また慶応中に入った時点でそもそもの学力が高いので、別に自分の勉強時間をとる必要性も感じないようです。そのため高校課程修了時には学力がかなり落ちてしまっている。そのため彼らは船舶のような下の学部にばかり振り分けられます。
そうした理由から大学から慶応(の上位学部)に入った人からは差別の目で見られます。自分たちの方が圧倒的に優秀ですから。また中高から法学・医学に入った人たちは、こちらは勉強をきちんとしてきた人たちで、元々の優秀さもあって尊敬の目で見られます。こうした、まるで西欧諸国のような階級意識のあるのが慶応です。
ただ慶応中から上がってきた人たちは、たとえ自分たちが下位の学部に振り分けられようと、「慶応生」というブランド意識をとても強く持っているようで、そのためずっとエリート意識を持っています。他の大学の生徒よりずっと優秀だと思っているのですね(実際はそんなことないのでうが)。
しかしながら慶応(および早稲田)はやはりブランドなので、就職はしやすいのですね。そのせいかこのエリート意識は抜けてくれないみたいです。(ちなみに早慶の就職率が高いのは、ブランド、というのももちろんありますが、現在の多くの企業の社長や重役が早慶出身だからと理由があるみたいです。昔の早慶出身者が頑張って起業したのですね。その人たちからすれば同郷の人たちなので、優先的に入れたくなるみたいです)


さてはて慶応はさておき、開成・灘の実情を聞いてみると他の高校に通う受験生は相当焦るのではないでしょうか? 難関校を目指す人たちはこういうレベルの人たちと競うわけです。今現在やこれまでの中高での勉強量を振り返ってみて、彼らとの差がどのくらいあいていることか。そしてそれを埋めるにはどれだけ勉強しなければいけないのかを考えてみるべきかと思います。
ちなみに私自身は(灘には及びませんでしたが)こうした実情を知った後勉強時間を増やし、高三の春には平均で勉強時間が10時間弱でした。それを正直に高校の先生に話したら信じてもらえませんでしたけどね。あと本屋に並んでいる参考書は全部目を通しました。大学の参考書も何冊か手にとりましたね。開成の生徒のように丸暗記なんてとてもできませんでしたが……。
これから受験勉強に入る方は早め早めに自分と他校との差を自覚し、計画を練った方がいいです。というか今の時期から始めてないととてもではないですが1年後に間に合いません。

さあ今回はこのくらいにします。他にも受験生には「ブレイクスルー」とか色々とアドバイスできることはありますが、今回の高校の紹介とは外れるので省きます。今後も書く予定は立てていないので、自分で調べてください。まあ、要望があったら惜しみなく書きますけど。
次回は日本における有罪の確定率でしたね。細かいデータを忘れたので調べなおさなきゃなあ……。
by zattoukoneko | 2010-01-27 00:37 | 受験関係 | Comments(0)

予備校の暴露話

今回は(有名)予備校のお話をしたいと思います。ただ、私が関東出身だったために首都圏近郊に限らせていただきたいと思います。一応中部・関西も少しは知っているのですが(東北・北海道は皆無です、すいません)、紹介できるほど詳しくはないので省かせていただきたいと思います。

さて、紹介するのは、駿台、河合、代ゼミ、Z会、進研ゼミ、東進、SEG(敬称略・順も適当)といったところです。東大および早慶レベルに受かってくる学生さんを調べてみると、ほとんどがこのどこかに所属していたという感じですね。
ちなみに私はどこにも所属してなかったです。予備校に通うだけのお金がなかったので。代わりに友人らから各予備校の情報をどんどん仕入れていましたし、本屋に通っては参考書を読み漁るという日々を過ごしていました。そんなわけで今回のような予備校紹介や以前のような参考書紹介ができるようになったりしたわけです。


ではまずは以前参考書の話をしたときにお薦めしたZ会からいってみたいと思います。
Z会は東大・早慶・MARCHといった難関校に多数の合格者を出していますが、残念ながらZ会だけで早慶以上の難関校に受かったという方には私は会ったことがありません。もちろん中にはそういう方もいるでしょうが、少数なのは間違いないです。
Z会は通信で問題を取り寄せつつ、他の予備校をメインで使っているという方がほとんどのようです。
ただ以前も紹介したように、通信で送られてくる問題・解説はとてもよいです。だからこそメインは他に置きながらもZ会をやっているという方が多いのだと思います。ですからZ会に関してはけして悪いところではないと私は思います(私自身友人から問題――生物など――を少し提供してもらっていましたが、やはりとてもよかったです)。


次に代ゼミにいってみたいと思います。
Z会同様、代ゼミだけで受かったという方は少数です。Z会よりは多い気がしますが、それはZ会が通信で時間的にも費用的にも融通が効くという側面があるからだと思われます。
また代ゼミと他の予備校を併用して利用していた合格者は、ほぼ100%「自分は代ゼミに行ってた」とは言ってくれないです。彼らの中で代ゼミよりも圧倒的に他塾から学んだことが大きいのだと感じているのでしょう。
それと代ゼミの講師陣の力量を(間接的に)聞いてみるに、他塾よりも劣っているという感じがします。
中には代ゼミの講師で人気がある方もいらっしゃいますが、そういう方の出版物や講義録を見てみると、正直使えないというのが私の感想です。これはいくらか長期的な視点が含まれています。つまり大学入学後もそこで学んだことが役に立つか・定着するかです。代ゼミは短期間で成績を上げるには良さそうです。しかし長期的な知識・学力の習得には不向きでしょう。「熱しやすく冷めやすい」が代ゼミの特徴なのかもしれません。ただすぐに成績に反映しやすいし、見ていて面白く感じるので、好きな人は好き、という感じでしょうか? ただ難関校を目指し、かつ大学入学後・卒業後も自分の能力をつけておきたいという方には向いてないと私は考えています。


次に進研ゼミ。
これもZ会と同じです。通信で他と併用している方がとても多いです。またZ会は高校以上でないと対応できない感じですが、進研ゼミは中学時代からどんどんやれますので、そのときの加入記録をたどって、後に東大合格した、とか報告をしている模様です。
Z会同様通信として問題を取り寄せ、メインは他に置くというのがやはり良い感じですが、先に述べたように超難関校を目指すならばZ会の方がランクが上ですのでそちらを取った方がいいかもしれません(ここら辺は自分の学力や志望と相談することでしょう)。


最大の予備校である駿台にいきましょう。
講師陣はおそらく業界随一でしょう。また駿台文庫という素晴らしい参考書群も出版されています。私も駿台文庫には大分お世話になりました。
で、東大・早慶に受かっている方の多くも、「自分は駿台」と言う方が圧倒的に多いです。
しかしながら問題は駿台の講師の多さにあります。当然のことながら中にはあまり良くない先生もいるわけです。そういう方に当たっては到底難関校合格なんて無理な話です。
また自習室があって便利なのですが、そこの監督者、兼、質問があった時の回答者は(一応有名校ですが)所詮大学生で、もちろん受験以降勉強していないなんて人もざらですので、正直使い物になりません。
駿台に通う場合、交通費がかかるのは諦めて東京都内まで通い、実力のある先生の授業に出席することをお勧めします。郊外の先生方では実力不足は否めません。


また大手である河合の話をしたいと思います。
各科目に関してずば抜けた講師という方は目立っていないという感じです。しかし駿台のようにバラツキがあるわけではなく、まんべんなく実力を持っているという感じでしょうか。
また参考書紹介で挙げたように、センター模試の解説本である『黒本』は相当な良著です。これらを書かれている先生方はよっぽどセンターを研究して、解答解説を練っているな、という感じです。
それと化学に極めて強いというのが特徴でもあります。これは業界随一。ただし難関すぎますので、東大・早慶の化学で満点近く取りたいという人のみにお薦めという感じでしょうか?(混成軌道なんてのは当たり前として、双力子モーメントや発色団なんてのを普通に教わります) まあ、興味のある方は化学の難しさに触れてみるために夏に講習を取ってみるのもありかも知れませんね。


東進は有力な予備校「でした」。私が受験生だった1999‐2001にかけてはとても優秀でした。
東進が飛躍したのがちょうどこの年で、噂によれば駿台・河合あたりから優秀な講師を引き入れたというのがその要因のようです。
しかしながらそのような優秀な講師を沢山そろえられるわけはありません。
そこで始まったのが、衛星予備校、というやつ。DVDなどで有名講師の授業を見れるというものです。東進側としては何度でも同じ内容を見れるという利点があるのだと力説していますが、何かを教えたことのある方や授業を(真面目に?)受けたことのある方ならすぐわかると思います、DVDなんて見る気にならんのですよ。
やはり先生がその場にいてこその緊張感もありますし、質問ができるという大きな利点もあります。しかしDVDでは質問ができない。それに実際に通ってみた人の感想では「何度でも見れるから集中する気になれない」だそうです。
この衛星予備校は明らかな失敗です。金儲けのためとしか思えず、受験生は避けるべきものでしょう。


さて最後にSEGです。これは東京にしかないのでしょうかね? 姉妹校みたいなのはあるみたいですが。
ここは理数系に非常に強い塾です。また講師も下手をしたら駿台や河合よりレベルが高いかもしれません。
しかしそのレベルの高い授業を受けるには入塾の試験にパスする必要があります(今は色々な難易度のクラスがあるようですが、名門校を狙うなら上位クラスを狙いたいところです)。けれどもこの試験がそもそも難しい。というかこの試験にパスできて一番上のクラスに入れる実力があるならその時点で東大合格はほぼ確定です。私の友人でSEG・東進に通っていて、東大に(余裕で)合格した人がいますが、その人は一番上のクラスの下位グループでした。
そんな入塾試験のレベルの高さを考えると、果たしてどこまで役に立つのか?、という感じもします。
ただ東大や国立医学部の合格を「確実に」したい人はこの上位クラスに入って損はないでしょう。先に述べたように講師陣のレベルは高いです。
ただし一つ注意をしておくならば、講師はちょっと(どころではなく)一癖あるようです。ここは代ゼミに似てますが、こっちは長期にわたって記憶に残るみたいです。ただ好き嫌いは分かれるでしょうね。



今回は各種予備校についてご紹介しました。辛辣なお言葉は関係者の方々にはご容赦願いたいところです。私としては受験生のためを思って正直に書いただけですので。
また今回挙げた塾は(どれだけひどいことが書かれていようと)ましな方です。名前を出さなかった他塾はもっととんでもない授業をしていたりします(逆にもっとすぐれたところも実はあるのですが、入塾が厳しすぎるため省きました。多分模試でトップ10入りしている方のところへは案内が来ているのではないですか?)。

さて、私は最初に述べたようにどこの予備校にも所属していませんでした。その代わりに予備校情報や参考書漁り、各種勉強法を調べまくったわけですが。
そうして見えてきたのは自分がいかに井の中の蛙だったのかということです。他の高校の状況などを調べてみると、自分たちといかに格が違うかを知らされました(そして危機感を覚えて必死に勉強したのですが)。
次回は有名高校として開成・灘という東西の雄についてお話したいと思います。
もし記事のupまで待てないという方は自分の模試のランクを見てください。上位に開成・灘・ラ・サール・桜蔭などなどの有名校が(まず)載っていないと思います。彼らはその上ってことです(模試受けたらトップ10は当たり前なんです)。これらの高校ではどのような授業スタイル・勉強時間がとられているのかを(簡単にですが)ご紹介したいと思います。
by zattoukoneko | 2010-01-26 10:04 | 受験関係 | Comments(0)

ヒトラーの貢献

今回は社会のお話。ヒトラーについてです。
ユダヤ人虐殺という悪い側面ばかりが目立ちがちですが、実はその後の社会へ大きな貢献をした人でもあります。
今回はそれについてご紹介したいと思います。

さて、みなさんはよく道路工事で「穴を掘っているだけ」という場面に遭遇したことはありませんか? 私の住んでいた田舎では10年近く舗装工事が終わらないところがありましたよ。
これは実は大きな経済効果をもたらすものなのです。そしてこれを思いついたのがヒトラーだったのです。
経済効果の理屈はこうです。
まず1億円国から土木工事にお金を出すとします。工事の内容は別になんでもいいです。するとそのお金をもらった土木会社の人たちが給料としてそれをもらい、そして買い物をします。ここでは話を簡便にするためにもらったうちの半分を使い、残りは貯金に回すとしましょう。すると5千万が社会へばらまかれるわけです。そしてこれは巡りめぐって国へとかえってきます。このお金をもう一度工事費に使います。すると会社の人たちは5千万もらい、2千5百万使います。これも国へとかえってきます。そしてまた工事費に使う、と。
するとここまでで国が社会へもたらした経済効果は、最初の1億にプラス5千万+2千5百万。合計1億7千5百万です。
このループはひたすら続きます。高校数学で習う等比級数のお話ですね。数式は嫌いな方がいるかもしれないので省きますが、最初の1億がどんどん膨らんでいくことはすぐにわかると思います。
これはとても画期的な発想でした。現在でも世界各国が政策として取り入れており、経済学者(それがたとえユダヤ人だとしても)はヒトラーのもたらした経済へのもっとも大きな貢献と称えています。

しかもヒトラーはさらにすごくて、ただ単に穴を掘らせるだけではなかったわけです。常に二重三重の効果を狙っていて、その代表例が高速道路アウトバーンです。
アウトバーンは先に述べた経済効果をもたらすための工事としてではなく、高速道路という世界でも初期の画期的な交通網をつくりました。またアウトバーンは戦闘機の離着陸ににも使えるようになっており、三重の効果があるものだったわけです。

ただこの経済政策がうまく運ぶには一つ条件があります。それは金利が7%以上であること。でないと給料をもらった工事関係者は、銀行にすら預けず、タンス預金をしてしまうと言われています。
だから今の日本で真似てもまったくの無意味。どころかただ国からお金が出ていくだけなので経済効果は期待できません。事実見事に日本は赤字大国になってしまいました。


なお、ヒトラーの社会への貢献はこの経済面だけではありません。
代表的なものとして次のようなものがあります。
まず人工洗剤の開発を命じたこと。石鹸は当時まだまだ貴重品で、ドイツは輸入に頼っていました。ところが戦争が始まれば輸入は途絶える。だから合成洗剤の研究を命じたのです。ドイツは化学で世界トップクラスの国でしたので、この要求は別に無謀なものではなく、今や合成洗剤を使っていない人の方が稀なくらいになっています。
また民衆にラジオを普及させたのもドイツが最初です。ヒトラーは自分の声明を国中に広める必要性を感じ、格安のラジオ(ラジオ三号だったかな?)を開発させ、見事に国中の人民にラジオを行き渡らせました。
それと演説にも一工夫入れました。聴いている人たちの印象に残りやすいように、r、の発音を非常に巻き舌で行ったのです。またリズムなども調整していたようです。このような演出効果も考えて演説を行ったのはヒトラーがおそらく初期の人物でしょう。(ただし現在のドイツ人はヒトラーへの嫌悪・後悔が強いらしく、発音の仕方を英語に似せてきているそうです。具体的には英語のthisにあたるdieserという単語がありますが、ドイツ語では”r”は「ア」に近い発音で、ディーゼア、と読みます。しかしこれはヒトラーを思い出させるので、erを英語の「アー」という発音にしていて、今では。ディーザー、などと発音されたりします)


さて、社会への貢献も十分大きかったヒトラーですが、やはりユダヤ人大虐殺に触れないわけにはいかないでしょう。
彼は確かに多くのユダヤ人を殺し、戦後それが明らかになるや世界中が衝撃を受けました。
しかし本当にこの行為は悪だったのか?
もちろん現代の私たちにとっては悪でしょう。しかしながら歴史を調べる場合には、当時社会がどんな状況であったのかを踏まえて判断しなければなりません。つまり当時の歴史背景の中に自分をできるだけ近づけて置いてみることが必要なわけです。
当時は「優生学」という学問が世界的に流行していました。これはダーウィンの進化論が誤って学者に伝わってしまったものの代表例といえるでしょう(実は進化論――現在は進化「学」になりましたね――は近年になってようやくダーウィンのレベルまで追い付いたというのが実情です。ダーウィンの『種の起源』はとても徹底された研究書物で、たとえばヘラジカの角が大きいのは、生存には不利なのに何故あの大きさに進化し生き残っているのかというのが長年疑問でした。しかしダーウィンはすでにこれに対して答えを出しており、メスへのアピールになるのだ、ということを提唱しています。しかしこれが社会的にきちんと学者間に認知されたのは70~80年代です)。
優生学の概要は、社会的な介入により優秀な人種を選択して残すべき、というものです。しかしダーウィン自身はこれには反対で、現在生き残っている生物は自然選択を受けながらも生き残った種であり、ここに人間が無理やり介入するのはよくないとも考えていました(もちろん人間による動植物の品種改良があることも知っていましたが)。
こうした優生学の流行という社会的背景により、劣等種と考えられる人間は人の手で排除していくべきだとされていました。たとえば遺伝的な疾患を持っているような人間です。そしてそれは大なり小なり各国で実施されました。
これが最も大きく出たのがヒトラーのユダヤ人虐殺なのです。
当時ユダヤ人は劣った人種であると考えられていました。彼らが昔から金勘定に秀でていて、金貸しなどを主な生業にしていたという歴史的な背景もあったようです(西洋でも日本でも、金を使って金を稼ぐという行為は蔑まれていました)。
またユダヤ人は流浪の民であり、バビロン捕囚によってイスラエルを追い出されたから定住の地を見つけられずにいた人々でもあります。彼らはゲルマン人のように国を持つことができなかったのです(国を持ち、植民地を持つことこそが一等国としての条件でした)。
そういう背景からユダヤ人はとても劣った種であると考えられました。そのため優生学の教えに従い、大量虐殺という政策をとったというわけです。

今でこそ大量虐殺といえば相当な悪い行為のように思われます。しかし当時の歴史背景をきちんと踏まえたうえで判断しなければならないように思います。
(なお、戦中日本の南京大虐殺については非常に調べるのが困難です。というのは捏造された史料というのが山のように存在し、扱う史料の出どころや、それが信頼に足るものかどうかを調べていかないといけないからです。これに関してはまだきちんと明言できないでしょう。今後まだまだ本格的に研究されていくことが望まれます)



さて、今回はヒトラーについてお話ししました。次回以降の更新予定ですが、社会関係でつなげたいと思うので、検挙率の異常な高さ・「疑わしきは罰せず」とは何かについて、と、医療ミスによる死亡率についてを考えています。
また、その後、エジソンについて三連発してみようと思います。テーマは、エジソンは実は悪い人、エジソンは悪い人?(歴史的に判断するとそうでもないと言えそうなのです)、そしてエジソン発明会社の没落、という感じです。
ただエジソンの(二つ目の)話をする際に、西欧の社会的につくられた男性性の話について触れておかないとわからないと思いますので、エジソンの前に『バック・テゥー・ザ・フューチャー』の話を男性性と絡めてご紹介したいと思います。
ただその前にそろそろ受験生が落ちる頃ですね。予備校のTVCMの目立ってきました。そこで今年失敗してしまった人や、これから受験生になる高校二年生向けに予備校の暴露話をしてしまいたいと思います。
紹介する予備校さんからの非難がくることは覚悟の上。相当辛辣なことを書きます。ただし(自分なりの調査ですが)できるだけ正確なことを記述させてもらいます。私たちの友人(有名予備校に通っていた人、名門校に受かった人)からのきちんとした情報です。彼らが嘘を言っていなければ信頼できるソースでしょう。
またそれと合わせて有名高校の内部事情もご紹介できればと思っています。一応念頭に置いているのは開成・灘という関東・関西の雄です。あとはオマケとして慶応中等部~高等部の話なんかもしようかと思ってます。
by zattoukoneko | 2010-01-20 12:58 | 社会・経済 | Comments(1)

美容室gally

今日以前言っていた、美容室gally下北沢店さんで髪を切ってもらいました。というか切り途中ですw

HPを作成したとのことでしたので今日はそこのアドレスを書き込んでおこうと思います。
私は店長の新田さんにしか切ってもらったことがないので他の美容師さんはわかりませんが、少なくとも新田さんはとても腕がいい人ですし、人柄も最高です。
前も言ったように下北沢付近でいい美容室を探している方は一度訪ねてみてはいかがでしょう?

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美容室gally@下北沢

すぐに記事欄横にもリンクバナー貼ってみますね。
by zattoukoneko | 2010-01-17 18:42 | 雑記 | Comments(0)

ノーベル賞最大の汚点

すぐにupどころか今日中にやってしまおうというその心意気。

さて今回は山極勝三郎(1863-1930)という人物について紹介したいと思います。
この人は世界で最初にガンの原因が化学物質であることを特定した人です。その後のガンの研究はこの人なくしてあり得なかったと言っても過言ではないでしょう。
彼がやった仕事とは次のようなものです。
まず煙突掃除夫に皮膚ガン患者が多いことから、化学物質がガンの原因になるのではないかと推測しました。
そして山極は三年間かけてウサギの耳にコールタールを塗り続けました。そして確かにガンができることを見出すのです。1915年のことでした。
ちなみに「ウサギの耳にコールタール」ということですが、これはウサギの耳の皮膚がとても薄く、内部に化学物質が浸透しやすいと考えたからです。(この話をウサギ好きの人にしたら「許せない!」と憤っていましたが)
これは世界的に見てとても大きな業績です。しかし山極勝三郎にはノーベル賞は与えられませんでした。
代わりに1926年にヨハネス・フィビゲルという人がガンの原因を特定したとしてノーベル生理学・医学賞が与えられました。
フィビゲルの研究発表の方が早かったのもありますが、フィビゲルがガンのl原因だとしたのは寄生虫でした。
これは完全な間違いではありません。確かにガンを引き起こすような寄生虫は存在します。けれど一般的な原因ではなかった。そしてそのことを1926年当時には世界各国の学者が知っており、山極の化学物質が原因だとする説の方が正しいのだと思われていました。
それでもノーベル賞は山極勝三郎には与えられなかった……。何故か?
答えは単純です。
人種差別なんです。
当時科学はまだまだ白人によって独占されていた状況であり、日本はそれに追いつくのに必死でした(そして世界的に認められるような業績を上げる人物も大正時代には出てくるのですが)。
白人たちの見識はこうでした。有色人種は劣った人種であり、科学のような知的領域で業績を上げることはできないと。また科学だけでなく政治面でも劣っているとされていました。有色人種は植民地を持って運営することはできないとされていたのです(当時植民地を持っていることが一等国としての条件でした。そして日本は見事に日露戦争で奮闘しましたし、満州という植民地を得てきちんと運営して見せました。白人たちにとってこの衝撃はかなりのものだったようです)。
ノーベル賞の選考基準は秘密とされています。しかし選考委員が後にきちんと「これは歴史的に大きな汚点である」と言っていますし、選考の際に「日本人には早すぎる」という意見が出てきたことを述べています。
そしてついには現代にいたるまで「ノーベル賞最大の汚点」と言われているのです。(まあ、数年前に日本人がとったノーベル賞も汚点になりそうですが)

山極勝三郎はノーベル賞はもらえなかったものの、日本にその業績を残しました。その後日本はガン研究では最先端をいっています。
ガンについて研究したい方は是非とも日本国内で力をつけて、山極勝三郎の仇を取ろうではありませんか。



さて。ガンの話は以上でおしまいという感じです。インフルエンザから合わせて随分と生物関連の雑記が続いてしまったなと思っています。
次回は生物からは離れたいところなのですが、FFやKHというゲーム紹介も間に入れてしまったので小説や映像の話もかぶり気味かな、と思います。
そこで今度は「ヒトラーの貢献」というテーマでやりたいと考えています。
悪評ばかりが目立つヒトラーですが、彼がいかにその後の社会に大きな貢献をしたのかをきちんと明記しておきたいです。

***
2014/10/19 20:30頃後日談追加
山極のノーベル賞非受賞は人種差別?
by zattoukoneko | 2010-01-15 17:47 | 生物・医療 | Comments(1)

ガンについて

先日contact inhibitionについてお話させてもらいました。これはガンの話を見てもらうための予備知識です。あまりその記事と日にちがあいてしまうとみなさんが忘れてしまうかもと思いましたので、早めにガンについての記事をupすることにしました。

さて、contact inhibitionの話をしたときに、腫瘍というのは細胞膜に埋まっているタンパク質が異常をきたし、contact inhibitionが崩れてしまうからだと少し触れておきました。
ではそのタンパク質はどこからつくられているのか?
それは細胞核の中にあるDNAから情報を得てつくっているのです。細かくDNAからタンパク質の生成に至るまでの過程を説明しようとすると、理系の大学生が半年以上かけて勉強する内容になってしまうのでここでは省かせてもらいます。現段階では生物の体というのはタンパク質からできており、そのタンパク質の情報(遺伝情報)をもっているのがDNAなどの核酸だと思っていただければ十分だと思います。

で、contact inhibitionに関与するタンパク質ももちろんDNAからの情報をもとにつくられています。このタンパク質が異常をきたすということは、すなわち大元のDNAに何らかの変質が起こっているということになります。
このDNAを変化させるものは、紫外線や化学物質などです(他にもウイルスなどが原因などのものもあります)。前者は皮膚ガンの主な原因ですし、後者は「発ガン性物質」とよく聞くと思うのでご存知かと思います。
今回は話を簡単にするために化学物質の方のみに焦点を絞らせてもらうことにします。

まずガンの始まりはcontact inhibitionが壊れ、細胞が勝手に増殖を行うことです。contact inhibitionの話のときに触れたように、細胞同士は互いに連絡を取り合い、自分たちがどの程度の数存在しているか、あるいはどのような役割を果たせばよいのか(肝臓細胞になるのか、骨細胞となるのか、など)を判断します。けれども腫瘍を形成する細胞はcontact inhibitionがおかしくなってしまっているために、この連携が取れず、ただただ増殖をします。
まずこれがガンの第一段階です。そしてこれを発現させる化学物質のことを「イニシエーター」と呼びます。
けれどもこの段階ではそれほど体に悪影響はないわけです。ただ塊となっているだけですから。しかし「プロモーター」と呼ばれる化学物質によってガンは進行し、悪性のものとなります。
良性と悪性の具体的な違いは、
前者がただ増えるだけであり、その場から動かないことに対し、
悪性の場合はcontact inhibitionがさらに壊れ、細胞同士の結びつきすら弱くなってしまうのです。そうするとポロポロとその場から落ちていってしまい、血管を通じて他の場所へ移動します。そして行きついた先で付着すると、そこに新しく腫瘍をつくり始めるわけです。これが、転移、というやつです。

つまりガンは二段階の変化を経るわけです。
②正常な細胞からイニシエーターによって良性の腫瘍へ。
②プロモーターによって悪性に。転移を始め、他の臓器へとガン細胞が移っていく。
という感じです。
つまり、「発ガン性物質」などとよく聞くわけですが、それがイニシエーターなのかプロモーターなのか、本当は区別すべきだと私は思います。どちらか一方では(問題のある)ガンにはならないというわけです。
まあ、何らかの拍子にもう一方も摂取してしまったとか、今回は触れなかった紫外線などで促進されるという可能性はあるので気をつけるに越したことはないのかもしれませんが。

ちなみに最近健康ブームですね。そのせいかカロリーゼロという飲み物やガムなどが商品棚を埋めるようになりましたが、あれは危険だと思った方がいいです。
カロリーがない(実際には少量あります)のに甘い、ということは甘味料が入っているわけです(きちんとそれについては表記されていますね)。しかし甘味料が入っているのにカロリーがないというのは、つまり体に吸収されない物質ということです。ただ甘みを感じるだけ。たとえばガムなどには「一度に多量に食べるとお腹がゆるくなることがあります」なんて書いてありますね。これはこのことを如実に語っていると言えます。
さてもちろんそんな甘味料は人工につくられたもので、(製造元があまり情報を開示していないのではっきりとは言えませんが)おそらくは石油が原料だと思われます。
この石油というやつは、イニシエーターでもプロモーターでも働きます。つまり一気に二段階進めてしまう可能性が高いわけです。
一応体には吸収されないわけですが、それでも消化器官を通っていくうちにその壁には触れているわけです。
今のところ健康への影響は確認されていないようですが、ガンを気にする方は普通にカロリーのあるもの(人工甘味料を使っていないもの)を飲みましょう。太るのが気になる方はそのうち私が効率的な痩せ方についてupしますので、それで回避した方がいいと思います。

さてガンとちょいと離れましたが、今回はガンは二段階の変化を遂げると説明しました。ただ現在はもっと多段階の変化をするのだと言われています。これはプロモーターにも細かく役割が分けられることが分かってきたからで、ガンは徐々に変化していくようです。
なお現在もっとも有力、かつわかりやすいのは三段階の変化での説明です。
これは①イニシエーターで良性腫瘍に、②プロモーターによって悪性になり隣接した細胞の活動を邪魔し始める、③さらなるプロモーターの影響によってcontact inhibitionが崩壊し、細胞が乖離し、他の臓器へ転移する末期という状態、という感じです。医者に「末期のガンです」とか言われるのはこの③の状態ですね。

さあ今回はこのくらいにしようかと思います。ガン治療がなぜ難しいかとか、ガン研究に使われているのは元々一人の女性の細胞のものだとか、他にも話はありますが、そこまでやってると長くなるのでやめときます。
次回はガンと関連して山際勝三郎という人の紹介をしたいと思います。世界で初めてガンの原因は化学物質であると解明し、しかしノーベル賞を他の外国人に奪われた人です。本来ならばこの人が日本初のノーベル賞受賞者になるはずだったのですが、そうはならなかった。そのことについて、彼の研究内容にも少し踏み込んでお話をしたいと思います。なので歴史学と生物学の国際領域のお話となります。
これも早めにupしますね。
by zattoukoneko | 2010-01-15 16:40 | 生物・医療 | Comments(0)

KH BbSの感想

繋がりが悪くなって申し訳ないです。先日発売されたKH BbSの感想です。
まあ、まだ全部終わったわけじゃないんですけどね。旬が過ぎないうちに、ということで。

今作はテラ・ヴェンテゥス・アクアという三人のストーリーを別々にクリアしていきます(ようは三週はしろということですね)。
一人のストリーだけだと各ディズニーワールドの話がわかりませんが、三人やれば見事に筋が通った形になります。このアイデアは斬新だと思います。今までのようにソラ一人で全部解決、というのが目新しかったですし、やっぱり色々な人との関係で物語は進んでいくのだな、と思わされました。
さて、ディズニー世界の話はともかくとして、KH自身のストーリーはどうだったかが気になるところです。
私としては良かったと思います。
でも。
PSPの容量では小さすぎたのではないかというイメージでした。
各キャラの話は面白い。でも少し展開が早急すぎる気がしました。何せ三人分ストーリーが入っているのです。容量が足りなくて当たり前なのです。
私はPS3でいいから(そして画質もそのままでいいから)各キャラの心情についてもっと深く掘りさげてほしいいという感じでした。
まあ、今回は随分と良くできているからこそそういう欲求が出てくるんだと思いますが。

全体としてはとてもよいストーリーだと思います。発表済みの作品の鍵となる部分も随分明らかになりましたし、各キャラの心の変化に踏み込んでいるのもⅡからして見ればとても大きな進歩だと思いました。
まあ、まだ伏線を残しているのがこしゃくな感じですが。

ちなみにシステム面はこれまでのKH作品同様快適です(ただメニューを開くのが△ボタンじゃなくなって、コマンドが△なんです。このせいで何度間違ってポーションを消費したことか;;)。
でも、今回マップのギミックにこだわりすぎじゃないですか? ディズニーワールド回るの結構苦労したんですが…・・・。

まあ、苦言も呈してしまいましたが、それは良作だからこそ言いたくなること。私はとてもいい出来だと思いました。
KHシリーズはまだまだ進化しそうです。まだ手をつけてない方はぜひご購入を検討してみてください。
by zattoukoneko | 2010-01-13 17:47 | ゲーム | Comments(2)

ガンの話の前に

ガンの話をする前に、その前の予備の話をしておきたいと思います。多分一つにまとめると長くなりすぎてしまうので。
……でも最近記事をupしすぎですね。少しペースを落としたいです。アクセス数も増えてきて、結構みなさん見てくれてるんだと嬉しく思っているのですが、何せこのブログで収入を得ているわけではないですからね。せいぜい自分の頭の整理が目的で、それがさらに閲覧者の参考になればこれほど幸いなことはない、という感じでいます。私には他の書き物もあり、むしろそちらが生活の中心なので、幾分ペースを落とさせてもらいたいです。ただ、ガンの話までは区切りがいいので早めにいきますね。

さて前置きが長くなりました。今回はガンの話の前知識として、contact inhibition、というものについて紹介したいなと思います。
以前細胞膜の話をしたと思います。細胞はリン脂質二重層という細胞膜に包まれていて、その中にはタンパク質が埋まっているわけです。
さて、ここで考えてみましょう。細胞の隣りには何がありますか?
多くの場合、細胞の隣りには別の細胞が密接しています。くっついていないのは血管中を流れる赤血球や白血球くらいですね。
ということはです。ある細胞の細胞膜は、別の細胞の細胞膜にくっついています。そして細胞膜に埋まったタンパク質についても同じなわけです。
タンパク質は自己の細胞の認識に関与していることは以前に述べたとおりです。contact inhibitionというのは(隣接した)細胞間の連絡のことを指します。細胞同士は互いにこのタンパク質を使ってお互いの情報をやり取りし、自分たちはどのような働きをすればよいのかを識別するのです。

contact inhibitionについてこんな面白い事例があります。
肝臓という臓器がありますね。これは実は三枚の葉に分かれています。そのため、臓器移植などをする場合、その中の一葉だけ残っていれば十分に機能が発揮でき、一人から二人のドナーへと分けることができます。
面白いのはこの後。臓器移植を行った人の肝臓です。
この肝臓、細胞分裂を繰り返し、大きさを回復していきます。残念ながら三枚の葉にはなりませんが、臓器提供前と同じ大きさ・重さにぴったりとなります。ということは、細胞の数がぴったり一致しているということです。
これはcontact inhibitionの効果によるもので、細胞同士が連絡を取り合い、今自分たちはどのくらいの数まで増えているのかを認識しているわけです。

さてこのcontact inhibitionがガンとどう関係するのかについて少し触れて終わりたいと思います。
ガンは最初良性の腫瘍として発見されますね。これは細胞の数が異常に増えて膨らんだ結果できるものです。
勘のいい人はわかったかもしれませんね。そう。contact inhibitionがガン細胞ではおかしくなってしまっているのです。これが進行すると悪性となります。
この辺の詳しい話は後日にupしようと思います。今日はcontact inhibitionの紹介だけということで。
by zattoukoneko | 2010-01-13 15:15 | 生物・医療 | Comments(0)

インフルエンザ

さてインフルエンザの話をしようと思いますが、今から紹介するインフルエンザがどこからやってくるかという話は仮説の一つです。
というのも明確な解答がまだ得られていないからです。
とりあえず一番面白い仮説を取り上げることにします。(ただし途中途中きちんと立証されていることも混ぜていきます)

インフルエンザはそもそもどこにいるのか、ということに関してはまだ定説がありませんが、一つの説として宇宙から飛来してくるのだ、というものがあります。
前記事で述べたようにウイルスは生物ではありませんので、真空の宇宙でも存続できるわけです。
で、厄介なのは(地球のオゾン層の外なので)紫外線を浴びまくるということ。これによって遺伝情報がガンガン変化し強毒化していきます(正確には人間や他の生物にとって未知のウイルスへと変化するということです)。
このインフルエンザウイルスは、別に雨や塵のように地球上に降ってくるわけではありません。というかできないのです。
ご存知の通り、地球は磁石なのですが、この磁場によってインフルエンザウイルスは侵入ができません。
ところが磁場が弱まるところがあります。それは磁力の出入口であるN極とS極、つまり北極と南極です。ここは磁場の層が薄くなっています。
b0118096_1421349.gif
こんな感じですねー。
このため北極と南極にはインフルエンザウイルスが入りやすいのです。

で、問題は北極の方。夏の時期、北極周辺には渡り鳥がいます。こいつらがインフルエンザウイルスに感染してしまいます(ただし後述するようにこのままだと人には何ら問題ありません)。
この渡り鳥は冬になると中国付近にやってきます。
ここで困るのは、中国では人とブタがほとんど同じ空間で生活しています(日本の養豚所みたいに隔離されていないのです)。
で、渡り鳥のインフルエンザ(つまりトリインフルエンザ)はそのままでは人間に感染しません。というのも前の記事で書いたように、インフルエンザウイルスはスパイクを持っているわけですが、これが人間の免疫機構に引っかかるのです。だから感染は(ほぼ)100%起きません。
ところがトリインフルエンザのスパイクは、ブタには防げません。なのでブタには感染します。すると今度はブタインフルエンザへと変異します(スパイクがブタの細胞膜に埋まっていたタンパク質由来のものに変わるのです)。
するとこのブタインフルエンザのスパイクは人の免疫もかいくぐれるようになります。つまり人間も感染しちゃうわけです。こうなるとヒトインフルエンザとなり、完璧に人間へ感染できるようになります。
まあこのまま中国内部でインフルエンザウイルスがとどまってくれてればいいわけですが、現代では交通網(特に飛行機)が発達しています。そのため世界中へと拡散していくという流れになっています。
この冬に渡り鳥が北極から南下してくるということと、(特に日本で)冬は乾燥しているという条件がマッチしてインフルエンザはこの時期に流行るわけです(ウイルスは生物ではないので水を必要としません。むしろ水でまとめられるので、水分に弱いのです)。


さてはて以上が基本的なインフルエンザ流行の流れですが、去年は新型インフルエンザというものが話題になりましたね。こいつに触れないわけにはいかないでしょう。
上で述べたようにインフルエンザはトリ→ブタ→ヒトへと感染し、また逆にヒト→ブタ→トリと戻ったりします。これを繰り返すとインフルエンザは変異し、新しい種へと変化します。よって強毒化し、感染力が高まります(なので間違ってもインフルエンザにかかった人は豚と鳥と同じ部屋でこもらないでください。まあ、そんなことしないと思いますが)。
ただこれまでの(中国由来の)インフルエンザであれば、大体の人間はこれまでの歴史で経験済みで、ある程度の耐性を持っています。
ところが昨年でてきた新型インフルエンザは中国発祥ではないわけです。こいつは人類にとって未知のウイルス。だから「新型」なのです。
新型インフルエンザに対しては、人間は耐性を持っていないので容易く感染します。また毒性も若干ながら強いです。そのため世界中で警鐘が鳴らされたというわけです。

ですが、じゃあ(新型)インフルエンザってどのくらい感染するの?、という疑問が出てきます。
実はたかだか3割程度です。さらに感染者の死亡率は数%(その多くは老人や幼児)です。つまりニュースであそこまで大きく取り上げられ、人々もこぞってマスクを買い漁るほどのものではないということです。
と、一応マスコミなどの対応は大袈裟すぎると言っておきますが、実際のところ3割の感染は結構深刻です。仮に会社の人間3割が新型インフルエンザにかかったとしましょう。もちろん出勤は禁じられるのでお休みです。すると業務がほとんど停止します。これは経済にとって大打撃となるわけです。だから警鐘を鳴らすのは間違いではないわけです。
また(新型だけでなく)インフルエンザは死ぬ病気だという認識も忘れてはならないでしょう。たかだか数%と思うかもしれませんが、他の風邪なんかでは(肺炎になるまでこじらせたりしない限り)まず死なないです。ですのでインフルエンザに対しては注意するのは大事なことです。

と、ちょっと話が入り乱れてしまうのですが、インフルエンザの脅威としてよく挙げられるスペイン風邪というものがあります。
このスペイン風邪はインフルエンザの大流行によるもので、インフルエンザによって大量に人が死んだんだ、とよく言われます。
間違いです。正確には、インフルエンザによって生じた「肺炎」によって死んだ、です。肺炎で亡くなった割合が8~9割以上と推定されています。
まあ、元がインフルエンザなので完全なる間違いというわけでもないですけれど。

あと、新型の前に話題になっていたトリインフルエンザについても少し触れておきましょう。
上で述べたように、トリからヒトへの直接の感染というのはまずないことです。間にブタなどの家畜を挟まない限り、人間への感染はまずないと言えます(だから食べても問題はほとんどないはずです)。なので日本で行われた、全焼却、みたいなのはちょいとやりすぎな感もあります。ただひょいとした拍子に他の動物を媒介として人間にうつれば、それは「新型」となってしまうのでやむを得ないのかもしれません。
また、もし仮にトリからヒトへと直接感染した場合(可能性は極めて低いですが)、これは「新型」どころの騒ぎではなく、完璧なる未知のウイルスとなります。この場合致死率は9割にものぼるのではないかと考えられています。
なのでトリインフルエンザに対しては少々誤解があり、「トリインフルエンザが見つかった県の鶏だから食べない」は行き過ぎ、でも対策としては万全を期するべきなのかもしれない、という感じです。

最後にインフルエンザ対策で締めくくりましょう。
ぶっちゃけ、マスクしてても意味ないです。ウイルスは極めて小さいので市販されているようなマスクでは網目を悠々と通過します(それにマスクの横なんかもあいてますし、他の部位や服に付着してれば、マスクを外した後に口の中に入ってきます)。本当にウイルスの侵入を防げるようなマスクは一枚数百円から一万円程度します。もちろん使い捨て。当然市販はされていません。
マスクの効果としては、口とマスクの間に湿気がこもるので、それでウイルスをからめとれる効果が期待できること(ウイルスが水に弱いことは先述)。あとは感染者が咳をしたときに、ある程度ウイルスの拡散を防ぐということです。
ですので本気でインフルエンザ対策をしたいのであれば、
マスクは(効果が薄くとも)つけておく。家に帰ったらマスクは破棄、着ていた衣類はすべて即洗濯。うがい手洗いは当たり前、アルコール消毒も行うのが望ましい。さらにウイルスは髪の毛や露出していた皮膚にも付着しているので速攻でお風呂に入って念入りにウイルスを流します。
ここまでやれば大体は感染が防げるはずです。でも……正直大変すぎますね。

なお冬風邪と夏風邪は別物です。具体的には前者がインフルエンザウイルスやライノウイルスといったウイルス性のものがほとんど。対して湿度の高い夏はウイルスが弱体化しており、逆に水によって増殖する細菌による風邪となります。ので対策も若干異なります。
まあこの対策の違いはそのうちしましょうか。



さて、なんか年が明けてから立て続けに更新をしました。ちょっとやりすぎな感を自分では覚えてます。まあ、インフルエンザの話は今の時期じゃないと遅くなってしまいますから仕方ないですかね。
次回は細胞関連で繋がりがいいのでガンの話あたりにしようかと思ってます。初期と末期で何が違うのか、発ガン性物質とよく言いますが、正しくはイニシエーター、プロモーターという二種類に分かれるということ、などを取り扱うつもりです。
by zattoukoneko | 2010-01-08 15:28 | 生物・医療 | Comments(0)