山本様への回答
2010年 06月 13日まず①に関してですが、山本様の『最初で最後の経済小説』で説明したように、私は大きく四つに分けて起承転結。これをさらに起承転結に分けます。(これ、入れ子方式とか呼ぶらしいですねえ。私は乙一の死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)とかを読んでプロットに解体して独学で勉強したのに……)
ただプロットの最初では大まかな話の筋しかつくりません。ある程度どこに思いついたアイデアやシーンを配置するのがいいかは考えますし、ここでいくらか起承転結は意識しますが、それは大雑把なものですね。起承転結を明確に意識するのはプロットがほぼ完成してアウトラインやあらすじを書ける段階になってからです。ここで調整を始めます。
また掌編なのでこの分量を計るのは簡単ですが(と言いつつ泣きながらやってますが)、長編とかだといくらか分量がずれますね。これは書いているときに軌道修正が必要になる回数が増えるから。
ただ私は電撃hp短編小説賞に応募することを考えて原稿用紙換算で70枚換算で練習したので(すぐになくなって応募できませんでしたが(汗))、ほとんどぴったりこの枚数を狙っていけます。この中ですでに起承転結ができるので、後はこれを四つ積み重ねていくだけです。
ただし長編の場合、プロットは掌編のやつの数倍複雑化させます。
『好き好き大好き、だから嫌い』は根幹にあるプロットは湊のものだけです。彼女に三つ話がある。
が、長編ではキャラクターが増えます。またこれは私がぜひ試みたいと思っていることなのですが、漫画やアニメは主人公以外のキャラクターにも平気でスポットを当てに行きますよね? が、小説では混乱するためにこれをやるのは厳禁とされてます(と言われてるのに上遠野浩平のブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))はキャラ変わりまくりですけどねw)。私としてはこの漫画やアニメのやっていることを小説に持ち込みたいと考えています。これは個人的な思いですが、一つの物語の中で成長するのは「主人公だけのはずがない」だろうと。実際にはみんなで影響しあって、そしてみんなで成長していくのが自然だろうと。これをうまく表現するのには、一人だけに焦点を絞っていては無理があるのではないかと考えています(ただし視点を切り替えすぎると読みにくくなるので、ここはバランスとらないといけないのですが)。
ということで長編の場合は一人のキャラに複数のプロット。さらにメインキャラ全員に同じだけのプロット。またサブキャラにも簡単なプロットがあったりします。(完璧な脇役にはさすがにないですが)
で、これを同時進行しながら表面上のプロットを作りますが、(私は大馬鹿者なのでw)この表面のプロットですら一枚じゃないです。簡単に言うと主人公とその相手(ヒロインなど)で二つが大きく前面に出ます。またサブキャラの役割が大きかったり話に絡んでくるときはハリウッドのシナリオライティング術で使われている、サブシナリオとか入れたりします。ハリウッドのシナリオの作り方についてはこれを参照のこと。ハリウッド映画のシナリオ構造
というわけで私の長編のプロットはとんでもないことになっているというw これ均すの大変ですねえ。何度か手を抜いて見やすくしたのを書いたことがありますが、自分のテーマややりたいことがうまく伝えきれてない気がしました。これ、今後どう解決するか悩み中。
で次は③について。長編繋がりで説明しやすいので。
『好き好き大好き、だから嫌い』のキャラは説明したとおりです。掌編ではメイン一人につきノートに一ページです。(ただこの後紹介する他作品は減っていきますが)
長編も書くのはノートに一ページです。というのは主人公(男とします)とヒロインが横に並ぶので比較しやすいのですよね。可能であれば対にしたり、あるいは共通点を見つけたいので。(ここ、ノートを横断して線を引けばわかりやすくなります)
なのですが……掌編ですらあの量ですから、当然のように一ページでは収まらないという(汗) また私の場合は世界観をかなり厳密につくります(伏線の話でもう一度触れます)。そうするとそこからさらにキャラクターに影響を与えてノートにさらに追加したりします。プロットからの指定も出てきますね。なので気付くとノートがぎっしりに&書ききれなくなって他のページに飛んだりします。
それと書き始めは一冊で完結するように心がけてますし、実際にそう書いてますが、世界観の考証などをしていくととてつもない量になってますね。とてもではないですが一冊では全部書ききれないので、省略しまくります。ただ肝心の一冊目が出ないことにはその続きなど書けるわけないので(習作なら別ですが)、途中で止めてますね。本にすると10冊分くらいまで書けるようなところになるんでしょうか? 穴があるので実際にどうなるかわかりませんが、大体の流れとか、そこから出てくるテーマとかは見えている感じです。
最後に②について。
プロットで説明したように今回のは「オチ」ではないです。これは電撃編集者のなおちゃん様のコメントからも間接的にわかるかと。「最後の一行のインパクト」とコメントをくれているのですよね?
私はここから色々考えることがあって、次の『卒業宣言』でこれを利用して第2回のリトルリーグを受賞させてもらいました。なのでオチの話はそっちの説明のときにした方がいいでしょうね。
ちなみに……電撃様のHPで確認できる電撃掌編王とリトルリーグの最終選考に残った作品すべてで確実にオチと呼べると思ったものをカウントしておきました。第1回のメジャーリーグはすぐ取り出せるところに掲載されている雑誌があったので全部数えてます(ただし第2回のメジャーリーグは入れてません。これ書いている時点でまだ公開されていないので)。で、その結果ですが――
全109作品中、オチがあるのは11作品
でした。これはもちろん私の判断ですけど。大体10%ってとこなんですかねえ? でもこれでも甘めにつけたつもり。他のプロ作家の(掌編)小説とかも読んでますけど、実際の割合はもっと下。プロですらそれなので読者投稿で本気でカウントするともっと下になるのではないかと。
まあ、この辺りは『卒業宣言』のときにでも説明するので、改めて見直してくれればいいのではないかと思います。
あと伏線のつくりかたですね。
これ、実は私は下手です。全然ダメ。伏線に関しては乙一という方が恐ろしいほどの能力の持ち主です。集英社文庫から出ている夏と花火と私の死体 (集英社文庫)の中に収録されている『優子』がわかりやすいでしょうね、話もさほど長くないですし。ここでは何が伏線か言いませんが、私はあのレベルで書く自信がないですね。一応目指してはいますが。
ただ私はさっきも言ったように「世界設定が膨大」です。なのでこれを利用してやろうと思ってますね。またここからキャラにも影響が出ているので、こちらから伏線を出すこともあります。世界観とキャラ設定をストーリーといかに絡ませるかが、私のテーマややりたいことに繋がると思うので、ただ後でびっくりさせるだけの伏線、というのは多用しません。
ということで伏線に関してまとめると――
私は世界観やキャラクター設定から伏線を生み出します。そしてストーリーと絡めていく手法をとっています。これは乙一なんかがやっているものと違って、「え、あれ伏線だったの?!!」という驚きは相当に減ります。これは自分の書きたいものによって変わるのではないかと。私はただただ読み手を驚かせてそれで本を閉じさせていわけではなく、キャラクターのことやその物語世界に想いを馳せてほしいので上記のような伏線(というか話の展開)を使用しています。(なお乙一という作家がただ驚かせるだけの作家だと思ったら大間違いなので注意。これ、まだ紹介記事出してなかったorz)
総括でーす。
で、プロットやキャラクター・世界観、そして伏線の作り方ですが、正直行き当たりばったりです。
プロットなどはそれなりにつくりますが、実際に文章にしてみるとキャラクターがうまく動いてくれないことがあります。特に台詞をしゃべらせてみると性格がかなり変わることがありますね。設定で書いていたよりもっと自然な話し方がいいなと感じることが多々。
で、そうやってしゃべらせてみると私の頭の中になかった、でも重要な台詞を言ってくれることがあります。となればそれは新たに伏線となりますので、プロットを修正します。私の場合は書き進めている原稿の先にメモを入れておいて(他にも書いておくのですが、見忘れてしまうことがあるので)、回収したら消していくと。
という感じですので話を書きながらプロットもキャラクターもまた作り直ししてます。一応プロットはかなり細かくつくってあって、話もきちんと転がるかアウトラインやあらすじを書いているので、極端なまでの大幅修正に直面することは稀ですが。
という感じなのですか、回答・参考になりましたかね?
最後に確認したら、タグとか微妙に間違えていたので……。
あちこちにリンクがはってありますが、山本様はすでに既出の記事については読んでいるかと思います。ちょくちょく訪れてくれているようですので。
その分は他の方よりコメントが早くなると思いますし、また山本様を最優先させてください。質問者を一番にしないとならないと思いますので。
なお、ここのブログはコメントがPC上からだと600字強しか書けなかったと思います。
かなり書ける量が短いので、コメントが長い場合は一度どこかに書いてから転載などして、分割してくださいませ。
ご回答ありがとうございます。
600字を超えそうなので分割いたします。
①プロットについて
まず、掌編の起承転結についてですがやはり、スペース部分で4つに分割されていたのですね。そして、起承転結の中に起承転結があるとは・・・・・・。ここは、子猫さまのご回答を見つつ、ゆっくり研究してみます。また、各節の結びで情景から心理を読み手に伝えるという技術と、その加減(第3パラグラフのみ抜いた)が素晴らしかったです。私自身も取り入れたいのですが、これを実践するには、物が与える心理的効果を熟知していなければならず難しそうですね(汗)
②オチについて
最後の一行は、オチではなくあくまで、インパクトのある最後の一行なのですね。私も誤解していました。(やはり、物語の構成を勉強す
ることは必要です)では、ここは次回の意見交換の際にぜひ聞かせて下さい。
また、電撃掌編王とリトルリーグの作品中、オチのある作品は何%かとうのは、興味深い分析です。しかも結果が10%程とは・・・・・・!
!掌編という短い文章で読み手の心を動かさなければならないという特性上、もっと多いものかと考えていました。
続きは、次のコメントにて行います。
③キャラクターについて
猫や先生にも設定があったんですね。また、自然魔術を取り扱う世界観まで設定していたとは・・・・・・
各キャラクター達の設定を見てこの掌編を見ると、確かにこのような口調、行動を取りそうだと納得します。
例えば、絹恵の設定で「姉が結構派手な性格なので、こちらは大人しめです」としています。実際にこういう子はいそうです。家族構成、生い立ちもキャラクターに深みを持たせることに気づけました。
また、私の質問で「キャラクターが生きている感じがする」と言ったのは、子猫さまのご回答の総評の部分で触れられている「キャラクターが転がる、自然に動き出す」と同じだと思います。「キャラクターが自然に動き出す」という事はは子猫さまの過去のブログでの雑踏子猫の執筆作法でも少し触れられています。細部までよく考えられているからこそ、その世界にキャラクターを矛盾なく動く、こうなれるように私もキャラクターを作りたいです。
次のコメントに続きます。
次のコメントに続きます。
これらの良い特徴がギュっと濃縮さらたのがこの掌編ではと思います。掌編・長編を読んでいて勉強になりますし、何よりも楽しめました♪
以上、長いコメントを失礼しました。
まだざっとしか見ていないので、これからきちんと読んでお返事を出しますね。
それもきっと長くなってしまうと思うので、一度どこかに書いてから分割&転載をします。ちょっとお待ちください。
また文字数で分けるというよりは、順々にお返事した内容で分けます。
***
プロットの入れ子式というのは一つの技法です。私はこれをメインに使っていますが、他の方法だって当然あります。この辺りは実際に本を読んでみて、自分の好きになれたもの(=相性のよいもの)を使っていけばいいのではないかと思います。第2回の電撃リトルリーグ受賞作の『卒業宣言』は10個に分かれていますし、私自身作品ごとに使い分けてます。
物の与える心理効果やカラーなどは、山本様には以前話したことがあると思いますが、“カード”というのを使ってます。よく「メモ帳を持ち歩き、ネタになると思ったことはすぐに書きとめるといい」という話を聞くかと思います。これは確かに有効ですけど、混じってしまうのですよねえ。私も一時期メモを取ってたことありますが、どこに「プロット用」、「キャラ用」、「世界設定用」、「カラー」などがあるのか混然としてしまってやめちゃいましたね。なので「カード」をいくつかに分けて、それぞれに分割している感じです。その……やってる期間が長すぎてストックしきれなくなってますが、最近(汗)
***
とりあえずここまでを掲載。
山本様もお忙しいようですし、すでに何か意見がありましたら書き進めておいてくれるとたすかります。
卒業宣言では10分割ですか・・・・・・ここも次回是非とも聞きたい部分ですね。
また、カードですが以前子猫さまに教えていただき、実際に使っています。私の場合は、専らキャラ用が多いです。思いつくというよりも実際に会った人の中で変わった人(いい意味でですw)の特徴、癖などをメモしています。また、子猫さまのいう「世界観」にあたるかどうかはわかりませんが、実際の事件で使えそうなものもメモしています。「デン子ちゃん」場合、構想中に情報漏洩事件があったことからできた話ですし。
しかし、「プロット用」「カラー用」はまだ、ありません。「プロット」「カラー」についていは思いつくというレベルに私がいないのが原因ですが。ここは、精進しなければと(汗)
私もそのくらいインパクトのある一文が欲しいです・・・・・・
ただ私のカードの中には「テーマ」というカテゴリもあります。それの重さによって書く小説の分量は分けます。
今回のはまだまだ軽いテーマなので掌編で収まります。結局プロットはいくつか重なってますが、やりたいことは「ツンデレって本当にいるのかどうかの(物語を使った)仮想実験」なので、出だしは軽いのですよね。
私の掌編はどれも「習作」と思っていて、テーマもほとんど電撃様より(課題という名前で)もらえているので、正直なところ楽ができています。
(分割1)
(分割2)
当たり前のようにやりすぎという話で、「わからない」って思う人がきっとたくさん出てくるかと。あれさらに続きを書くことができれば意味がわかってくるのだと思うのですよね。ちょっと一冊に収めるには世界設定もテーマも重すぎたと思ってます(が、捨てたくもないのですよね。悩みどころ)。
なお、試しに山本様や以前から知っているまいまいつむり様にはその作品を渡してありますのでこっそり言ってみますが――
ヒロインがダウンしたとき、同じ被害を受けた相手よりダメージ大きすぎませんか?
――というのも世界設定(キャラ設定?)です。
(分割3)
……やりすぎですね(汗)
あの膨大な世界設定を楽しんでくれたり、キャラの切り替えも楽しいと思ってくれる方にはいい作品なのだろうと感じているのですが、一方で読みにくいと思う人もたくさんいるだろうと。「設定がわからない」もそうだし「基本と違う」と思う方もいるだろうなあと。難しい作品になってしまったと思ってます。特に読む年齢層が中高生が多いライトノベルではそうかと(でもだからこそうまくやって伝えてみたいのですよねえ……。こういう面白い世界もあるよって紹介したい感じ?)。
以上で一通りの返事となります。
山本辰則様、何かコメントがあればぜひお願いします。
確かに私は自然な人の心の動きに着目しています。
ですが、前回の意見交換で少し述べましたが、深層心理に近いところを事件で引っ張り出す方が、ライトノベルとして見ると読み手に取って、楽しいものなのではと考えます。やはり「事件」というのは、刺激的なものなので。
子猫さまの言うようにvice versaだとすると自然な心の動き派はライトノベルでは不利なのかと考えさせられます。
***
色々考え込んでしまった所で一旦私のコメントを終わらせます。
そうです。雲の上の話です。
歴史学、ジェンダー論まで考えていたのですね。読んでみて、たぶん、長編小説内では、設定に関してまだまだ、抑えて書いているなと感じました。恐らく、見えていない設定が膨大にあるのだと推測します。(それが、物語の奥深さになるんですが)
また、書き上げている段階で、2000枚になっているとは・・・・・・。
確かに、読み終わった後、続きを予感させています。が、これは何も未完であったという訳ではありません。主人公に内在する心の葛藤は解決されていたので、頂いた長編で一旦話が閉じています。しかし、その上で、主人公の成長が楽しみになるといった感覚が私の持った読後感です。
この掌編に置き換えると、湊と絹恵もこの後も物語が続いていくのでは、というワクワク感と同じような感覚です。(伝わってますか?(汗))
ちょっと先走ってしまいますが、『史上最悪のデン子ちゃん』はとてもインパクトがありました。私のとは手法が違うのか、また読み直すという感じではありませんでしたが、やはり最後の一行は大きな衝撃を受けました。
今、先に感想や質問を考えていますが、あれも文章を巧みに操っている感じなのかな?、と。そこは私とはスタイルが違う気もしますね。逆に見習いたい。
続きを感じさせてしまうのは完結していないという印象になるので悩みどころですかね。「終わってないのに!」と読み手が思ったらいけないでしょうから。私としては「そのキャラクターはその後も生きていくんだ」と感じつつ読み終われるものを目指したいですかね。今、これをどこまで表現できてるのかよくわからないです。読み手で色々変わってしまうのだろうとも思いますし。(特に『卒業宣言』が世に出て、周囲の意見を聞いてそう思いましたかね。「続編希望」と言われましたし。それはそれで嬉しいですけど)
こんな感じですかね、私からのコメントとしては。
どうでしょうか?
さて、私の場合は、子猫さまの作品において感じた読後感は、「終わってないのに!」では無く、「そのキャラクターはその後も生きていくんだ」という方が正しいです。それでも、その後の生き方を見たくなると思うのは、キャラクターまたは、世界観にそれだけ没頭したからだと思います。この掌編の場合、魔術などの設定に関しては、公開当初伏せられていたので、キャラクターに惹かれてこのように感じました。
ちなみに、卒業宣言は続編希望に一票(わがままを言ってすいませんw)
私の作品に山本様のような意見を持ってくれる方がいると嬉しいですね。これからさらにそういう人が増えてくれるように精進したいところです。
『卒業宣言』は……実はリライトして長編化しましたが、その当時スランプでして無理矢理に書いてしまいました。結局キャラが死んでしまいましたね。ただ書かれているだけのような印象です。これはちょっと人様には見せられないかと(汗)
私としては意見を出しつくした感じです。山本様が他になさそうなら、次の日程を決めましょうか? 仮決めでいいですので都合のいい日をご提示ください。
あ、あと何をやるのかも大事ですね。発表された順にいくとすると『卒業宣言』ですか? ちょっとこの辺りは具体的にメールでまた相談しておいたほうがいいかもしれませんね。なかなか直前に決めてると厳しいですから。
ツンデレ湊ちゃんがかわいかったです。絹塚さんの者の見方は面白いので、いろいろ語らせて下さい。
個人的なこのショートの感想は、もっと長い話のうちの一つのエピソード(あれだけ作り込んだプロットがあるのだから、そっちの方が面白そうだ)として見るにはよいけれど、これだけだとなんか勿体ない感じでした。
というのはこれだけでふたりの他の行動がいろいろ想像ができるからです。もっと長いバージョンが読みたいです。
細かい所でちょっとだけ気になった所をば申し上げます。
まぁ女の子はあまり髪の毛をツンツンとはしないので、「たてていない」位の方が良いかと思います。
「 湊は自分の感情が揺さぶられるのが苦手な子なんだ。(中略)
彼女が自分の心に素直になれば、きっととても愛らしい子になる。」
の部分、この順よりは、
湊は感受性が高い。
→あらゆるものに感動し、心を寄せて好きになる。
→自分の感情が揺さぶられる。
→大きく揺れる自分の心にどうしていいかわからず、それが苛立ちとなって出てしまう。
の方が個人的にはいいかな、と。
いきなり「感情が揺さぶられるのが苦手」と出ると、ちょっとわかりづらかったです。はい。
でもちょっと山本様も忙しいようですので、ちょっと日程決めから。
木曜は私の方で、確定ではないものの予定が入ってます。ですのでそちらに連絡してみて調整可能か訊いてみます。
作品に関しては了解しました。
また長くなるようでしたら、メールで質問リストを送ってください。
では私の方も日程調整が済みましたら、メールにて連絡します。
湊をかわいいと言ってくれてありがとうございますw かわいいんですね、あの子もしっかり生きてるんですね。
もっと長い話は確かにあります。削った部分ですね。エピソードはたくさん省略されてますし、書いてあるものも限界まで縮めてます。
たとえば猫がじゃれついてくる場面から離れるところまでですが、最初はあの数倍の量でした。もっと実際にはきちんと湊に猫を感じて欲しかったのですよね。なのでそう考えて読むとかなり急かと。
ただ2,000字と制限がある以上、それを守るのが絶対ですし。その中で可能な限りの力を発揮しないといけないし、また(確かに短すぎはしますが)単調になってるような描写もあるのですよね。こういうのは逆に制限のおかげで勉強になったところ。
「ツンツン」は一応いくらかはオチっぽくしたかったからですね。だからあえてあそこは男の子っぽく表現してます。改めて読み直すと違和感があるかもしれませんが、一読したときのインパクトは大きいはず。あれは“わざと”印象づけしました。
あとは――「ツン」デレだから? いあ、ごめんなさい。冗談です、というかさむっ!!
(分割)
文章の並びは勉強させてもらいたいところですね。言われてみれば確かにそうかもしれません。
ただ一応あの順番になっている理由はあって、タイトルが「好き好き大好き → だから嫌い」なので、その逆になるということです(これはもちろん絹塚目線)。裏返すことによって一つの“成長”を描いてみました。これはまだ湊は自覚していないことですが。
まあ、ここは確かに悩みますねえ。ちょっと後でいじってみます。
大体返事としてはこんな感じでしょうか?
すべりこみだったのにお返事いただきありがとうございました。
確かにツンツンってあって最後が来ると、え?!ってなりますね〜。はっ!ツンデレだったのですか!そこまで思いよらなかったです。
文章の並びは私の読解能力の点もあるので、どれがいいのかも一概には言えないですね。あくまで個人的な感想、というところです。
お返事いただきありがとうございました。
いあ、さすがにツンデレとは関係ないですw 適当に思いついたから言っただけ、というか親父ギャグorz それに“ツンデレ”は湊の方ですからね。絹塚にはあげられません(笑)
文章の並びは本当に難しい感じがします。今ちょっと考えてました。もうちょっといじってみますね?
返事はあれでよかったでしょうか? 前々から知っている方ですし、何か読んだことのある私の長い作品とかにコメントくれてもいいですよ。
名前とか直接出されると今後それを修整して応募したり、ネタにまで分解して使うときに困りますけど(汗)
返事はあれでよいです。
そういえばブログの右上の女の子についてですが、前に見せてもらったのは紙での見栄えが面白かったと思うです。
他にもブログでの見せ方を計算したりとかいろいろな見せ方の可能性は考えているでしょうか?
あれ実は雪音ではなくて、正確には、雪音っち、と言います。私の作品から派生した別キャラなのですw だからここでも使ってるのですよねー。読んでもらった作品とは被りません。あくまで二次創作です。
あの作品は紙媒体での表現で新しい道を考えたものです(正確には古くにあって、廃れてしまったものの現代版アレンジ)。
他の作品では一つの段落の分け方とかは気にしますが、実際に本になってみないことには見栄えがわかりません。今回転載されてきた『好き好き大好き、だから嫌い』もどう紙面に載るのかそれを確かめるまでハラハラしてました(笑)
なのであの作品以外には特にこだわりはありません。いくつか変えている部分はありますが、基本を守ってる感じでしょうか。
(分割)
ブログはあくまで「ネット上のもの」と思ってます。なので正式な文書ではない。
ですからここでも最初に行頭のスペースは入れてませんし、たまに――
こういうこととかして
遊びを入れてます。
表現は掲載される場所の流儀によるということで。ここはネットのブログ、それと小説は完全な別物とみなしてます。またレポートやレジュメ、論文も当然変わります。文体からして全部切り替えますね。
という感じです。回答になりましたでしょうか?(と、この上は二行空きなのですよねーw)
お返事ありがとうございます。
それぞれの媒体ごとに使い分けているということですね。
切り替えるのは大変そうですが、いろいろ面白い試みもできそうです(実際紙バージョンでやってましたし)。まぁ、紙での印刷は自分で思ったようにはならないからドキドキしそうです。
あ、雪音ちゃんは別人だったんですね(汗
かわいい絵ですが、もしや雑踏子猫様がお描きに?
提出する際は色々と細かい指示が出ますよねー。卒論とかも表紙や目次の書き方が細かく決められてますし。その指定には当然従うわけですが、実際に紙の上に印刷されるのはちょっとどきどきですね。プロとして本を書くときは(それは小説でも専門書でも同じみたいですが)ゲラ刷りっていうのをもらえるようですね。なのでそこで修整できるんでしょうか? 実際にやったことないからどこまで自分の意見が通るのかわかりませんけど。
(ちなみにあの作品からさらに書き方を発展させたのも考えてあります。書いてないですし、盗まれたら嫌なので内緒w)
雪音っちは私じゃないですねー。人物画は苦手なので。
というかillustrated by -の後が別名ですよ! 変えるとしても何か近いやつを考えます!!(帆立とかがいいのかなあ? なーんて懐かしい話をしてみるw)
そして発展ver. は月とウサギの話でーす(とこの位はばらしてもいいよね?)。
そして雪・月とうっかり並んでしまったので、花をどうしようと焦ってます……。(他のバージョンはいくつかあるんだけどなあ。というか先に二つやられてしまったのを見つけた。まあ、こっちはさらにその上を出しますが)