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キングダムハーツに関しての感想

SQUARE ENIXさんより発売されているキングダムハーツ(以下KHと略記)というシリーズがあります。
スクエニさんとしては、FF・ドラクエと並ぶ三本柱としたいらしく、実際売り上げや人気でみると、確かにその通りになりそうです。

知らない方向けにざっとした概要を。
(これまで何作か発表されていますが、その多くの)主人公であるソラは、キーブレードという武器を持ってあらゆる世界を冒険することになります。武器は名前の通り、鍵の形をしています。
大きな特徴は様々な世界が出てくること。実はディズニーさんとのコラボで、不思議の国のアリスやピーターパン、あととても人気のあるプーさんなどが出てくるほか、FFシリーズのメンバーもがんがん出てきます。
バトルシステムはとても快適で、すぐに慣れることができ、RPGとアクションの混ざったような形式です。これはとても面白くてハマります。
テーマはタイトルにある通り、「心」です。それと光と闇というものの対立も出てきます。

現在発売されているタイトルは、
KH (PS2)
KH FINAL MIX(KHのインターナショナル版) (PS2)
KH CHAIN OF MEMORIES (ゲームボーイアドバンス)
KHⅡ
KHⅡ FINAL MIX+(Ⅱのインターナショナル版で大幅改定&CHAIN OF MEMORIES をポリゴン表示にしたもの)
KH coded (モバイル、現在更新中)
KH 358/2 Days (DS)
そして9日に発売される、
KH Birth by Sleep (PSP)
という感じです。

当初私がこのタイトルを買い始めたのは、その「さまざまな世界とのコラボ」が気になったからです(FFキャラが好きだというのもありますが)。
実はこのアイデアは中学時代に私も考えていたものでした。他人の作品のキャラクターを登場させる(というかそうせざるを得ない)という物語を考えていました。詳細は今回の趣旨とは外れるのでやめときますが、簡単にいうとトトロと似たようなものです。

で、KHの感想としては、
バトルシステムは簡明で、でも上級者でも楽しめる。
ストーリーは極めてわかりやすい。最初に掲げられた対立も「光と闇」というもので単純。
以上を踏まえて私は「ああ、FFは随分大人向けになってきたから、こっちはこれから大人になっていく人たち向けか」と思ってました。
ただシークレットムービーがあり、Ⅱの予告みたいなものがありました。これは見てみると、実は「光と闇」だけではない、という感じを彷彿とさせるものでした。でもきちんとストーリーを見てればⅡの概要はすぐにわかってしまう程度のものです(もちろん細かいところはわかるわけないですが)。

で、KHⅡ(およびⅠとⅡの中間のCHAIN OF MEMORIES)は、「ああやっぱりか」という印象でした。以前KHⅡ FINAL MIX+についてはコメントしました。
やり込み度は上がったけれど、せっかく様々な世界に行けるのにそれらのストーリーが短すぎでした。
そして何より不満だったのはXIII機関というのと今度は戦うことになるのですが、十三人も相手がいて、かついくつかのディズニー世界があって、どう考えても消化しきれるわけがないです。実際彼らの考えていることがよくわからないままストーリーは終わります。
ので以前紹介したようにFINAL MIX+に関してはバトルとしてXIII機関と深く関われたな、という印象です。

で、ここまではストーリーとしてはあまりよくないという感じでしたが(子供向けと考えればこれでもいいのかもしれませんが、Ⅱはそれにしてもお粗末)、358/2 Daysでがらりと印象が変わりました。
これはスクエニさんが発案したものではなく、任天堂さん(だったと思う)の方からオファーがあって、製作が決まったものです。
これはXIII機関側が主人公になり、ⅠとⅡの間に彼らが何をしていたかが描かれます。
これは最高です。(Ⅱで描かれていなかったという不満があったからだとは思いますが)XIII機関の内情が見えてきてとても楽しい。Ⅱだけでも機関が一枚岩でないことはわかりますが、この作品によってXIII機関のメンバーのそれぞれの思惑が見えてきました(まだ完全ではないですが)。
何より「XIII」機関なのに何故かいる14人目、シオン(Xion)の存在。Ⅱには出てこないのでどう考えてもこの作品中で消えるのは明白ですが、そこに至るまでの描き方が素晴らしい!! Ⅱの汚名はばっちり返上。お釣りが山ほどきました。勘のいい人ならシオンが何者なのかはトレーラーなどを見てて大体予想はついてしまいますが、そんな弱点なんて微塵も感じさせませんでした。
(なおバトルシステム面も「ほんとにDS?」というくらい素晴らしいです。やり込み度も抜群)

で、近日発売されるBirth by SleepはさらにXIII機関や、キーブレードについての謎、Ⅰ、Ⅱで明示されてこなかった設定などがかなり明かされるようです。これは期待大です。

ただ若干疑問なのは、私が当初抱いた感想「子供向けだろう」はⅡ以降覆ってきそうです。世界設定が下手をしたらFFよりも複雑(というか数作品に渡っても世界観がまだ見えてこないので、確実にそうでしょう)。一応FFよりはわかりやすく描かれていくのですが、すでに子供向けではないです。しかしプロデューサーの野村哲也の発言によれば、「人気がなくなれば続編はなし」とのこと。下手したら設定未解決のまま終了?!、という感じです。これは狙って小出しにしている可能性もありますが、続編が決定でないのなら下手にそういう伏線を見せないで、一作ごとに終わらせるべきではないか、とも思います。おそらくは人気が続くと自信があったのでしょう。

何にせよやや不満は残るものの、見事にユーザーは釣られるわけです。
私? 喰らいつきまくりですが何か?
Ⅰ・Ⅱだけではストーリーとしてやや不満ですが、その後の作品も合わせて考えるとかなりいい作品と言えるます。またバトルシステムはひたすら快適で楽しいので、それ目的で始めてみてもいいのではないかと思います。(あとディズニー・FFキャラに釣られるのもありです。ああ、エアリスってこんな声だったんだ、って感じでしたw)


以上、不満点も述べてしまいましたが、私はお薦めしたい作品に掲げることにしました。
すでに数作品出てますが、インターナショナル版のみをやればまだまだ追いつくので、これからやってみようかという方は今が時期だと思います。
てなわけでBbS発売前に紹介でした。

Amazonでご購入の方は下をクリック。(「チェイン~」はFM+に含まれているので入れてません)
アルティメット ヒッツ キングダム ハーツ
アルティメット ヒッツ キングダム ハーツ ファイナルミックス
アルティメット ヒッツ キングダム ハーツ II
アルティメット ヒッツ キングダム ハーツ II ファイナルミックス+
キングダム ハーツ 358/2 Days(スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー)
キングダム ハーツ バース バイ スリープ
by zattoukoneko | 2010-01-05 01:23 | ゲーム | Comments(0)

FFXIIIシステム編

前回FFXIIIのストーリーは少し触れてみたので、今回はシステム(主にバトル)について感想を書きたいと思います。世間的にFFは画像ばかりに注目がいきがちですが(実際それがウリなわけでもありますが)、バトルシステムやサブイベント・ミニゲームがとても充実しているもので、特にFFVIIのスノボは「単体としても売れるんじゃないか?」というくらいの出来でしたし(ちなみに実際に携帯アプリとして単体で配信されてますが、そちらは操作が難しくてお勧めできないです)。
というか私はなぜこんな時間に起きてるんでしょうかね? まあ、私の持っているPC(複数)にエラーが生じていてその対応に数日間かかりっきりだからですが。年なんてPCの回復やってたら越してましたよorz 上遠野浩平にい言わせれば「本当に21世紀になるとき」だそうで、私もそう思っていたので楽しみにしていたのに……

なんか愚痴が長くなりました。本題に移ります。

今回はレベルというものがなく、クリスタリウム、というものを使ってステータスを上げます。FFXをやったことのある方はスフィア盤みたいなものと思ってくれればいいですが、Xでは色々と中身をいじくれたのに対して、XIIIは固定なのでやり込み度は低いです。その分各キャラの個性が出てきて、敵ごとにメンバーチェンジをする楽しみが増加するわけですが。
あとステータスについては武器やアクセサリで強化します。こちらは改造ができ、レベルを上げたりアイテムチェンジで上位クラスに変化したりできます(ただ中には個数限定のものがあって、うっかり変化させてしまうとなくなるものもありますが……)。
それと今作の目玉はロール(およびその組み合わせのオプティマ)というやつです。ロールには、アタッカー・ブラスター・ディフェンダー・ジャマー・エンハンサー・ヒーラーというのがあります。順に攻撃担当・魔法担当・防御と敵の攻撃ひきつけ担当・敵弱体担当・回復担当です。
ロールは、たとえばアタッカーにしているとそのアビリティしか使えません。つまり回復できない。仲間にヒーラーがいないとHPは減っていくだけということです。
そこで重要なのがオプティマ(ロールの組み合わせ)というもので、これは複数用意でき、戦闘中に変更可能です。つまり物理攻撃したいならアタッカー、魔法攻撃したいならブラスター、回復したいならヒーラーのいるオプティマに変えろということです。色々な組み合わせがあって詳細は割愛(というか興味ある人は自分でやって色々試した方が楽しい)ですが、単純に言えば攻撃したいならアタッカーやブラスターばかりにしておき、回復が必要になったら全員ヒーラーで回復、みたいなことができます。
このオプティマの組み合わせは敵ごとに対策が違っていて、瞬時に状況判断して全員のロールを変えていく必要があります。これはなかなか面白いです(最初は戸惑いますが、まあ仕方ないですよね)。
中盤超えてきたあたりから楽しくなってきて、ラスボスを倒しサブイベントであるミッションをクリアしていくとなるとどんどん工夫しなくてはいけなくて、すごい楽しいです。
ただこちらが強くなりすぎると&対策を覚えてしまうと、ほとんど工夫の余地はなくなるので飽きてきてしまいます。戦闘後にクリアタイムが表示されるので、タイムアタックをやりたいならもう少しは楽しめそうですが。
ということで総評としては、新しい敵と戦う時やタイムアタックをしている間は楽しい。でも対策を覚えてしまったらルーティーンワークと化す、という感じです。なのでやり込み度は低いです。

他のシステム面としては、サブイベントやミニゲームがFFとしては期待するところですが、こちらは今回ほとんどないです。
サブイベントはいくつかあって、ストーリーにのめり込む要素としてはいい出来ですが、やや数が少ない気がします。
ミニゲームはミッションやトロフィー集め(条件を満たすと手に入る)くらいだと思います。ミッションには強敵もいます(HP19,000,000とか)。が、対策さえ見つけてしまえばそんなに苦労しないです。隠しボスとしては今までで一番弱いかも?

その他こまごました点としては、
ムービーは当たり前として、普段のイベントシーンもムービーと変わらないくらい綺麗。正直見分けがつかないくらい。
マップがやたらと広い。行けるところは制限されるものの、マップがまだ見えていない箇所があると、「まだ続くの?!」と驚嘆します。このやたら広いのはどこでロードしているんでしょう?(あるいはしてないのか?) 敵は少し近づかないと見えないみたいですが。
今回ロードの時間が長いです。他社のゲームと比べればずっと短いんだと思いますが、FFVIIからのロード時間のほとんどない状態を経験している身としては少々いらっとします。前はムービーやイベントが近くなると先に読み込みを始めているような音がしていましたが、今回はそういうのはなさそうですね。ムービーへの移行はスムーズですが、マップ切り替えとゲーム開始のときに「Now Loading...」と出てきますね。


前回の記事と合わせて総括。
ストーリーは単純明快でのめり込みやすい。ただFFXと比べると見劣りする感じ。多分起承転結の転の部分が弱いのかと。あとは単純なストーリー構成なため、結が中盤にはわかってしまうことも難点。FFシリーズの中では上位に入るものだと思いますが、トップに位置付けることはできないでしょう。
システム、特にバトルはマスターしてくると楽しいですが、全体をクリアするころには飽きがきてます。高まる部分と落ちたところの部分が両極端なので、間を取って「並」としておきます。FFVみたいにずっと楽しい、というのはないですね。
全体的には高評価ですが、人気のあるV、VII、Xなどのトップ陣には勝てないかと。優・良・可・不可で判断すると、なんとか優って感じです。
いつものようにインターナショナル版が出るようなら、サブイベント・ミニゲームの相当な拡充が欲しいところです。あとはロード時間をもっと短く……。
まあXIIIは他にversusやagitoと出るようなのでそちらも合わせて評価した方がいいのかもしれません。トレーラーを見る限りではversusが一番気になります。


ああ、早くウイルスの話書かないと。インフルエンザの季節が終わってしまう……
by zattoukoneko | 2010-01-03 05:36 | ゲーム | Comments(1)

FFXIII

先日発売されたFF新作ですが、とりあえず一通りは終えたかな、という感じです。旬が過ぎる前にコメント。
物語はとても面白いと思いました。ただ一つ気づいたこと。

今回は今までの中で一番オーソドックスなストーリー構成である。

物語の基本形として、
①呪いがかけられる
②それを解くための課題が提示される
③課題を克服していく中で登場人物が成長する
④その成長によって課題が解決され、呪いが解ける
というものがあります。
宮崎駿監督の作品は大体この形ですよね。千と千尋とかハウルとかがわかりやすいでしょうか?

まだプレイ途中の方が多そうなので、ストーリー内容に踏み込むのはやめますが、「FFが王道を突き進んでいる!」とちょっと驚きました。
王道だから面白いのは当たり前なのですが、そこはFF。他の追随を許さないところもあります。
やはりいつも通りの世界観の作りこみの凄さ。
それと今回はキャラクターの作りこみが徹底していました。
今までもキャラ作りはしっかりされていたわけですが、今作はそれぞれの人物の意志がことごとく違う。メインだけでなく、サブや敵の目的もやたらとしっかりしていて、物語を通じてぶれることがない。
ここまで徹底しすぎたら物語がどんどん作り手の手から離れていく気がするのに、見事なまでにストーリーが綺麗に進んでいく。これは驚愕です。
同じスト^リーテラーを目指す人間としては、見習わないといけないな、と思わされました。


さてインフルエンザの話をしようと思っていますが、その前にウイルスについて書いたほうがいいかと思ってます。
ウイルスは生物ではない、とか知らない方が多いでしょうし。
by zattoukoneko | 2009-12-23 23:46 | ゲーム | Comments(0)

チュアブルバナー

日頃から応援しているチュアブルソフトさんが、連載バナー、というのを始めました。
どうやら月に二度ほど変わるようです。
面白いなあ、と思ったので貼ってみます。

チュアブルソフト連載バナー

チュアブルソフト連載バナー
by zattoukoneko | 2009-12-23 23:21 | ゲーム | Comments(1)

恋ロマのCD

以前紹介したチュアブルソフト最新作、『恋文ロマンチカ』で、
チュアブル様とGWAVE様のコラボでCDが発売されることになりました。

タイトルは、
『恋文ロマンチカ 歌謡全集 -ソラノネ-』

特別版にはBGMサントラつきだそうです。


この二社のコラボは以前にも二度あったのですが、とてもよい音楽に仕上がっていると思いました。
耳障りがいいので、私も小説を書くときなどに聴いていたりします。

ゲームは18禁ですが、CDの方は全年齢で購入できるはずなので、
「ゲームは買えないけど……」という方も一度手にとってみてはいかがでしょう?
それで気に入って、「ゲームの方も」、という風になってくれると嬉しいですね。
(あ、18歳以下の人はダメですよ? 大人になるまで我慢してください)

下にGWAVE様へのバナーを貼っておきます。
GWAVE公式WEB


それと、チュアブルソフト様へ興味を持った方のために、
そちらの方へのバナーも貼っておきます。
チュアブルソフト公式WEB



私がチュアブルを気に入ったきっかけは、処女作の『Pure×Cure』のOPがとてもよかったのと、
体験版をいくつも公開していて、それも面白かったから。
ただエロを売りにしているメーカーさんじゃないと思い、『Pure×Cure』の購入を決意しました。
これが私にとって初のアダルトゲーム。
やってみて期待を裏切らなかったな、と思いました。
それ以降こうして応援させてもらっています。

今でも『Pure×Cure』のOPなど観れると思いますし、
『恋ロマ』の方もOPや体験版が公開されているので、見てみてはいかがでしょう?
by zattoukoneko | 2009-08-29 01:23 | ゲーム | Comments(8)

チュアブルソフトの新作!!!

ついにチュアブルソフトの新作情報が公開され始めましたね。
今回はチュアブルお得意の学園物から離れて、大正のお話。
どうなるんでしょう、ドキドキですね!

チュアブルを知らないという方はこれから知ってください。
イラストから入るのもありだと思いますよ。
と、いうわけで以下にバナー貼っときます。ぜひサイトを訪れてくださいね。

恋文ロマンチカ バナー 120px×600px恋文ロマンチカ バナー 120px×600px恋文ロマンチカ バナー 120px×600px恋文ロマンチカ バナー 120px×600px恋文ロマンチカ バナー 120px×600px
by zattoukoneko | 2008-12-05 21:19 | ゲーム | Comments(0)

ファンディスクが出ます!

以前紹介したSugar+SpiceのFDが出ます。
発売当初から希望が出てましたし、
毎回chuableさんの作品はいい出来で、続編希望が多かったので、
ついにきたか、という感じです。

かなり期待が出来ると思いますので、前作をやってる方、やってない方、
どちらの方もチェックしてみては?

Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー Sugar+Spice Party☆Party 応援バナー


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by zattoukoneko | 2008-02-29 19:45 | ゲーム | Comments(0)

更新が遅くなりました……

今回紹介するのは、
ゲーム『FINAL FANTASY Ⅹ』
です。

何をいまさら、と言われそうなビッグタイトルですが、
今回はちょっと普通とは違った見方をしてみたいと思います。


かなりのネタバレとなってしまいますが、ここでこの作品の骨格を抜き出してみたいと思います。
物語の世界には「シン」と呼ばれる強大なモンスターが存在します。
シンは度々人の街を襲い、築き上げた文明文化を灰燼に帰します。
人々は抵抗を試みるも、通常兵器ではまったく歯が立ちません。
シンを倒せるのは召喚士となった人たちのみ。
その人たちの命の犠牲によってのみ、シンを倒すことができるのです。
……それ以外に方法はないと、宗教によって広く教えられています。

どうでしょうか? 勘のいい人なら「ああ、あのことか」と気づかれたことでしょう。
この世界観、似ていませんか? 9・11テロ事件の構図に。

シンはアメリカという巨大な国家のことです。
それに立ち向かうは、中東諸国の人々です。
召喚士は自爆テロという行為を行う若者たちです。
彼らはそれ以外に自分たちの文化を守る術はないと考えています。
そう教えられているでしょうし、実際普通の方法ではアメリカに対抗できません。

FINAL FANTASY Ⅹはテロを行う側の人間たちが主人公としてライトアップされます。
シンは強大であり、召喚士の犠牲なしには倒せないように思えます。
(物語の半ばから、その犠牲なしに倒そうと他の方法を探しますが……結局見つかったのも、ある人を犠牲にする方法でした)
ゲームのプレイヤーは、物語に引き込まれるにつれ、犠牲を受け入れるしかなくなっていきます。
誰かの犠牲をなくしての物語の終了はないように思えてきます。

いわばFINAL FANTASY Ⅹはテロ行為を正しいものと認めた作品です。
テロを行う側の気持ち、周囲の人々の期待と悲しみ、それらに共感させられる作品となっています。
実際、私たちも共感できるのではないでしょうか?
テロは許されない行為とされています。ですがテロをする側に置かれれば、それ以外に方法はないと思うのではないでしょうか。
もちろん製作スタッフもテロを完全に擁護するつもりではないと思います。
物語にはテロを行う者の周囲の人々の悲しみが描かれていますし、
また物語半ばから犠牲なしの他の方法を探そうとするのも、スタッフのテロへの抵抗を表しています。
それでも結局犠牲を出してしまった。そうして話が終わってしまった。
それはテロには抵抗感を覚えるものの、それをする側の人間の気持ちもわかるんだ、
そういうスタッフの心理を如実に表しているように思われます。


ただ気をつけなければいけないのは、FINAL FANTASY Ⅹの発売は2001年の7月だったということです。
9・11の二ヶ月も前のことでした。
製作はそれよりずっと前から始まっているでしょうし、
ここからスタッフは9・11を直接取り上げたのではない、とわかります。
ただ意識的にか、無意識的にか、とてもタイムリーなテーマを取り上げたのだということになります。

これは私の推測ですが、9・11の事件を受けて、スクウェアのスタッフは焦ったことでしょう。
自分たちの作ったゲームが、現実のものになってしまったのですから。
スタッフは自分たちにできることを考えました。そしてFINAL FANTASY Ⅹ‐2を発売します。

これは当時異例のことでした。FINAL FANTASYシリーズは一作品ごとに物語が完結しているのが通常でした。続編というのは初めてだったのです。
きっと続編への要望も高かったのだと思います。
けれど最終的な決断は、9・11を受けて、改めて自分たちは何を伝えるべきなのか、
それをスタッフが考えたからだと私は思います。

そして実際、Ⅹ‐2ではテロを行おうとする者たちがいる中、それに主人公が反対する。
方法はわからないものの、何か手があるはずだと主張する物語となっています。

私はⅩ‐2はやや蛇足だと思います。
Ⅹの内容をきちんと読み取り、プレイヤーがきちんと考えれば、Ⅹ‐2のテーマは自ずと導かれたと思うからです。
それでもⅩ‐2が発売されたのは、それだけ9・11から受けたスタッフの衝撃が大きかったということなのでしょう。


さて、今回も長くなりました。この辺にしておきましょう。
FINAL FANTASY Ⅹは現代に生きる私たちに重要なテーマを見せてくれています。
テロはいけないこと。そうかもしれません。
でもテロをするのも同じ人間。その気持ちはきっと理解できてしまうのです。
テロはいけない――こう言うだけでは問題は解決しないのかもしれません。
Ⅹ‐2で述べられたように、「何かわからないけど他の方法」を探さないといけないかもしれません。
それを模索していくのが、現代の私たちの課題ともいえるでしょう。

ということでFINAL FANTASY Ⅹ、やっていない人はぜひやってみてください。
上で語ったテーマを抜いてもいいお話です。
やったことあるよ、って人は、「ときどきでいいから思い出してみてください」


AmazonでFINAL FANTASY Ⅹを購入する
by zattoukoneko | 2007-11-20 07:04 | ゲーム | Comments(1)

作りはじめだし、早めの更新

今回紹介するのは

キングダムハーツ2 ファイナルミックス+

このゲームは大手ゲームメーカー、スクウェア・エニックスとディズニーがコラボしたアクションRPGゲーム。
様々なFFやディズニー世界・キャラが登場するため、両方のファンにはぜひ手にしてもらいたい作品です。


ただ惜しいかな、ストーリーは無理矢理感が否めません。
面白くしようとする努力は認めるのですが、そればかりに固執し、キャラの言動に違和感を覚えます。
またディズニーの各ワールドが出てきて、短いストーリーが展開されるのですが、
これが短すぎる。感情移入も何もあったものではありません。
したがって、あくまでもFFやディズニーを知ってる方向け、という感じです。


ストーリーのあまり良くない本作ですが、
ゲームとしては面白いと思います。
つまりシステムの面。
戦闘なんかも快適に楽しく進むし、やりこみ要素も盛りだくさんです。

特にやりこみたい方にやってもらいたいのは、Lv1でのクリア。
ゲーム中級者くらいの腕があれば、ストーリークリアまではなんとかなります。
(裏ボスが泣きそうですが。かくいう私もまだ全部倒しきってない……)
これをやると、「ああ製作者はこの敵をこういうやつにしたかったのか」とわかります。
普通にクリアするとボスとかも力押しとか何とかなるので、よく観察できないんですよね。
このゲームはLv1でやってみてこそ、色んな要素が見えてきてとても面白くなるとも言えます。
とても難解ですし、「最近のゲームは簡単すぎる」とお嘆きの方はぜひ挑戦してみてください。

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by zattoukoneko | 2007-07-20 07:33 | ゲーム | Comments(1)

んで、もう一作

下でチュアブルソフトさんの紹介をさせてもらいましたが、
どーーーしてもHなゲームには抵抗があるというかたがいるかと思います。
そうした方にはこちらをお勧めします。

チュアブルソフト第一作『Pure×Cure』のコンシューマー版
PS2用ソフト『Pure×Cure Re:covery』

私がアダルトゲームへの認識を変えることとなった、そんな作品の移植版です。
Hな表現はなくなってるかと思います。
なので女性なんかでも気軽に楽しめるかと。

ストーリーは非常に良く、感涙ものです。
ぜひぜひ多くの方に遊んでもらいたいと、思っております。

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by zattoukoneko | 2007-07-19 03:47 | ゲーム | Comments(0)


本・映像・ゲームの紹介がメイン。でも他のことも扱ってます。


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筆名:雑踏子猫          
小説家・研究者として修業中。   
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②見てもらう人にも考えてほしい。
やたらと6と13という数字に付きまとわれている人間(でも6は完全数とよばれる元々は神聖な数字ですねー)


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電撃様


電撃文庫のHPの方で
私の作品を載せてもらってます。
ありがたいことです。



第1回電撃メジャーリーグで争った
山本 辰則 様
のブログ。
山本辰則の小説とか



素敵な小説を書かれている
雪見月瑞花 様
のHP、HarvestSnow
HarvestSnow
ただこちらは
“ひっそりと”
運営していきたいそうです。



こちらはお世話になっている
美容室gally@下北沢 様
です。
お薦めなのでリンクを貼りました。


 ***

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