チュアブルソフト紹介

今月の数回は応援しているゲームメーカーさんであるチュアブルソフトさんのこれまでの作品を紹介したいと思います。
せっかく横にリンクバナーも貼っていて、このブログではいくつかの小説やゲームの紹介もしているのに、自身の好きなメーカーさんのソフトについて触れていないのは変な話ですよね。最近になって気付きました(汗) また紹介するに足る素晴らしい作品でもあると思って記事にすることとしました。
ですが、まずはチュアブルさんってどういうところか、という全体像を見ておいた方が今後の説明に役立ちそうです。今回はメーカーとしての特徴について触れていきたいと思います。


まずチュアブルソフトさんは2004年に立ち上げられたアダルトゲームメーカーです。処女作は2005年に発売された『Pure×Cure』となります。
チュアブルさんはその前はTABLETという同人サークルとして活動しており、ここでは『茜の空に月をみる』という伝奇物の作品を発表しています(後に『きのこまち』というソフトも発表しますが、これはチュアブルソフトが設立された後のソフトで、同人として様々な演出に挑戦した作品という印象です)。
メーカーの名前であるチュアブルChuableは噛める錠剤を意味するchuwableをもじったもので、chu-able、つまり「キスができる」の意味も込められているそうです。
TABLETもChuableも薬剤をイメージさせる名前であることからわかるとおり、他社のアダルトメーカーさんとは異なり、心にやさしい(感動させる)作風に重点を置き、凌辱のような過激な性描写は扱っていません(女性の方でも安心してプレイできると思います。基本的に女性が嫌がる性行為はないはずですね、女性のことを尊重した作品づくりがなされているので。まあ、人によっては嫌なものもあるとは思いますけど)。またソフト起動時に標語として「A medicine for your mind.」と表記されることからも、製作者側がこの路線をとても大事にしていることがわかります。
設立からの現在に至るまでの沿革には様々ありましたが、ここでは割愛します。掘り返しても今後の記事に繋がるわけではありませんし。

さてはてチュアブルさんのソフトの特徴に関して触れていきたいと思いますが――そうですね、目につきやすいところから説明していくのが初めての方にはわかりやすいかもしれません。

最初に目を引くのはグラフィックの綺麗さです。主に担当しているのはぎん太さん(女性)という原画家・イラストレーターで、現在はチュアブル内だけではなく、電撃文庫さんなどでも登用されるなど幅広い活動をされています(余談ですが私が受賞した第2回電撃リトルリーグが載っている電撃文庫MAGAZINEにぎん太さんが挿絵を描いていました。ちょっと感動でしたよ)。ぎん太さんのイラストについてはこの記事の一番下にチュアブルソフトさんへのバナーリンクを張っておきますので、そこに小さくですが絵が描いてあると思います。
ぎん太さんの絵は女性キャラを非常にかわいく描くのもそうなのですが、男性キャラもきちんと魅力的に描いておられます。またキャラだけでなく水彩っぽい色付けが得意なんでしょうか、とても淡い感じの雰囲気が漂うイラストを仕上げてきます。(近年ライトノベルなどでキャラだけに特化した画を描くイラストレーターさんが増えてきていて少し残念です。私としてはぎん太さんのような絵師さんにどんどん活躍していってほしいと思うところです)
また立ち絵が豊富なところも特徴です。非常に表情豊かにキャラが動いてくれるので見ていてとても感情移入しやすいです(チュアブルさんのゲームをやった直後に他のメーカーさんのソフトをみるとキャラが機械的に見えるほどです)。立ち絵の数は作品が後の方になるほどどんどん増えていきます。表情やポーズだけでなく、衣装も増えていってますね。一番新しい『恋文ロマンチカ』では宵之道吟情というキャラクターが一番立ち絵の数が多いのでしょうかね? これ何十種類あるんでしょう? 数えきれないです。

次に注目されるのは音楽でしょうか。これに関しては『Pure×Cure』のOPを見ていただければいいんじゃないかと思います。音楽も歌も素晴らしいです。
まあ、私は音楽には疎いので正しい評価を下せるかはわかりません。普段J-POPとかまったく聴きませんしね。なので個人的な趣味で以下は語らせてもらいます。
私が好きなのは遊び(建築の用語で、ゆとり、のような意味合いです。お城の石垣などをみるとがっちりと組んであるわけではなく、大きさがまちまちな石が積まれていて隙間も空いています。実はこの方が地震の多い日本では耐震性に優れるんですね。……ちょっと脱線しました)がある音楽が好きです。遊びがあるということはがっちりと構成されていないということですが、その分聴く側の耳にやさしいですし、アレンジなどもしやすい楽曲となります。私は何かを執筆中に音楽を聴いているので、この作りは大変ありがたいです。(ちなみにクラシックだとバッハが遊びがあって好きです。実際バッハの音楽は色々とアレンジされていますよね。一方で構成ががっちりしているのはモーツァルト。いい曲なのはわかるのですが、執筆中には向かないので私は好みではないです)
音楽と関連してキャラクターの声について。
チュアブルさんは処女作の『Pure×Cure』のときから声優の起用に関しては多大な時間をかけて選考しており、その結果も素晴らしいものです。今までの作品で「この声は失敗だろう」なんて思ったキャラは一人もいないですかね。なお第3作の『Sugar+Spice!』からはユーザーによる投票も取り入れており、さらに選考に手間をかけています。

さて最後に物語の構成のお話です。
チュアブルさんは(TABLET時代からですが)一つの物語の基本構造を取り入れています。それは以下のようなものです。
①主人公は序盤で何かを喪失する(あるいはしている)。
②主人公に課題が提示される(チュアブルさんでは主に恋愛)。
③主人公が課題に取り組むとともに、喪失していたものに目を向けることになる。
④課題を克服する。と共に、喪失していたものを取り戻したり、代わりのもので埋め合わせる。
これはすべての物語に多少なりとも取り入れられているといって過言ではないほど多く使われている物語構成です。単純に主人公が何か大事なものを失えば、そこで読者は感情移入やすくなるわけですし、それを克服していく過程はより読み手を夢中にさせていくということです。そのためこの手法は古くから使用されてきたものです。
チュアブルさんはこの基本構造をしっかりと取り入れながら、かといってそれだけに縛られない独自の魅力も打ち出すことに成功しています。単純に構造だけ守ってる下手な作り手ではないということです(私も見習わなきゃなあ)。
この物語の構成に関しては各作品を具体的に見ていく際に触れていった方がわかりやすいでしょう。それぞれの作品で何が一番気にされているのかもいくらか違いがあるようですし。


さあ、今回はこのくらいでしょうか。次回から具体的に各作品について見ていこうと思います。ネタばれは基本的になしでいきたいと思います。まあ、体験版をやったらわかる程度のばらしは許してくださいね?
以下はチュアブルソフトさんへのリンクです。アダルトゲームメーカなので18歳未満は訪問しちゃだめですよー。
チュアブルソフト公式WEB
by zattoukoneko | 2010-03-03 06:34 | ゲーム | Comments(1)
Commented by zattoukoneko at 2010-03-04 23:34
作品紹介については今しばらくお待ちください。
今回と前の記事をupしてから訪問者数が5倍ほど(以上?)になってます。それだけ期待されているということでしょうか。

一作ごとにコメントしていくだけであればすぐにupできます。内容も(暗唱は無理ですが)きちんと覚えていますので。
ただせっかく全作を続けて紹介するなら、繋がりも持たせたいと考えています。なので四作品全部(ファンディスクやコンシューマー版を入れると七作ですか)の構成を同時に練っています。
どういう語り方が一番読み手に伝わりやすいかなあと、案もいくつか出して入っている状態で、それぞれの案において変更があれば四作品すべての紹介文の構成も当然変えていっています。
ですので次回記事のupについてはもうしばし時間をください。紹介記事を見たくて何度も訪問してくれてる方は、少なくともあと数日は来てくれなくて大丈夫ですよ。


本・映像・ゲームの紹介がメイン。でも他のことも扱ってます。


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